手作り鯉のぼりとかからん団子

もうすぐ子どもの日。
東京では、鯉のぼりが優雅に泳ぐ姿はなかなか見られないけど、五月人形や兜を飾る家庭は多いのでは?
これは我が家の大切な鯉のぼりの手作りタペストリーです。
鯉のぼり.jpg
息子が生まれた時に、母が手作りしてくれました。
当時、暮らしていた住まいは、わずか29米のアパート。
当然、五月人形や兜を飾るスペースなどありません。
それを不憫に思った訳ではないでしょうが、
「サッと飾れるしねぇ。場所もとらんから、飾ってねー。」と、文字通り、サッと作って送ってくれました。
あれから十数年・・
母の言葉通り、雛祭りが終わったと同時に、選手交代。サッと、鯉のぼりが登場します。
使わない時は、クルクルって巻いて紙袋に保管。飾る時もしまう時も、場所を取りません。
「おかあさんは、縫い目も、てげてげ(適当という意味)だから、早いのよ。」と、母のセリフです。
てげてげじゃ、できんよー。(こんな可愛い鯉のぼり。適当な気持ちでは作れないよ)
おかげ様で、息子は元気に育っています。
おそらく、この鯉のぼりは、この先も処分することはなく、息子ではなく私が添い遂げることになるでしょう。
母が近所の手芸屋さんで数千円で購入した手作り鯉のぼりセット。
そこに母の手仕事と数々の思い出がプラスされ、私にとっては、値段のつけられない価値あるものとなりました。
ちなみに、子どもの日に欠かせない菓子と言えば柏餅ですね。
でも、私が食べて育ったのは、こちらの「かからん団子」なんです。
かからん団子.jpg

かからん団子とは?

かからん団子とは、鹿児島県でつくられる草餅の一種。 ヨモギなどを練りこんだ餅を黒餡などで包み、「かからん」の葉で包んだもの。「かからん」とは方言で、サルトリイバラのこと。
サルトリイバラ.jpg
鹿児島では「さわったらダメよ!」ということを「かからんよ!」という言い方をします。
つまり、病気や災いに“かからない”という厄除けにも通じたお菓子なんです。
かからんの葉は、独特の匂いと殺菌作用があり、餅にはヨモギを練り込んでありますから、天然の抗菌パワー全開の菓子です。
両親のお友達、屋久島在住のおばちゃんが、かからん団子作りの達人。一度食べたら忘れられないやみつきのかからん団子。当然、レシピなんて存在する訳はなく、現地で本人に作って頂かないと口にすることができない一品です。
こちらも、母の鯉のぼり同様、値段がついてない価値のあるもの。
故郷には、そんなモノがたくさんあるのかもしれないな。近いうちに探しに帰らなきゃ!と思う母ちゃんなのです。

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