夏休み中の親の課題

先日、ある競技でオリンピックの金メダルに挑戦している日本人選手のドキュメントを観る機会があった。
今年、開催される世界大会は、来年のオリンピックを視野に入れた前哨戦。
本人からすれば、何がなんでも優勝したい。いや、優勝しなけらばならない、とても大切な試合。
順当に勝ち進み、ここ数年、ライバル関係が続いているスペインの選手との決勝を迎える。
残念ながら、その日本人選手は、ライバルに今まで以上の点差を許し、負けてしまった。
私は、試合前から「たぶん、この日本人選手は負けるだろうな。」と感じていた。
それは、その選手が滞在中のホテルで、母親が事前に用意し日付入りで持たせてくれるという食事のパック類を調理する姿を映像で見たとき、フトそう感じたのだ。
その食事は、母親が、海外遠征先での栄養状態を考え抜き、こだわりぬいて、遠征時には必ず用意されているものだそうだ。
調理法も、滞在するホテルのお湯だけで調理できるよう最大限の工夫がされており、親の大きく深い愛情の下、一心に競技に打ち込める環境であることは一目瞭然。
試合で見せる闘志みなぎる姿とは、全くの別人の無邪気な様子をカメラは写したかったのか?
お湯をこぼしてしまう様子や、母親が調理法を詳細に記載したメモを読み飛ばし材料を入れ忘れてしまう等、普段の素の様子がテレビに流れる。
今までも、何度となく観てきたスポーツ選手を取材した映像によくある構成だった。
一方、ライバル選手の様子を伺う映像と言えば、その本人がSNSにアップしているトレーニング中の様子を拝借してきたもの。
その選手が、たったひとりで、美しい砂浜で超人的な筋力トレーニングに励む姿や、断崖絶壁の絶景を背景に次々と技をキメる姿が映像で流れるのだ。
それは、まるで、その選手の心身を表現したかのような美しい風景映像を見ているかのよう。
テレビも何も関係なく、また、一切の予備知識も無いまま、この2人のそれぞれの映像を見た後に、「さて、この2人のうち、どちらが試合に勝つでしょうか?」と質問されたとしたら、
「そりゃ、日本人に勝ってほしいけど、たぶん、スペインの選手には敵わないだろうね。」と、心の中で予想するの人は私だけでしょうか?
アスリートにとって食事というのは秘密兵器そのものだ。
食事にどれだけの関心と重きを置いているのか?が、その人の強さを表すと言っても過言ではないと思う。
だから、一流のプロ選手は、大きなお金を払って、アスリート専門のプロの調理人に食事作りをお願いしている。
可能性は低いかもしれないけど、スペインの選手がライバル選手のそんな素の様子を見たら、どう思うだろう。
「お母さんがやってくれる」のは、確かに素晴らしい。素晴らしい親のサポートがあるから強い。
でも、親のサポートが無くなったら?そこまでだ。
じゃぁ、その日本人選手が、どんな滞在先に赴いても、用意できる範囲の材料でいいから自分で調達し、手際良く調理する姿を見せられたら、どうだろう?
たとえ、材料の調達が思うようにいかず、一時的には栄養に偏りのある食事を食べていたとしても、「どんな状況でもアイツは闘ってくるな!」という精神的な強さを感じるのではないか?
親の愛情って、本当に底抜けだ。
私も、いろいろと適当にしていることが多いけど、そんな私でも、子どものためになるんだったら、できることは何でもしてあげたい。
いや、できないこともできるようになって、やってあげたいと思うこともよくある。
転ばないように。失敗しないように。困らないように。
ついつい手や口を出したくなる。
やーめた。
夏休みの宿題の進め方にイライラするより、自分のやるべきことやりたいことに時間を使うべし!と思う母ちゃんです。
野菜高騰が続く東京なのに、この店だけは別世界で営業しているかのような品揃え。
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いつもの八百屋さん。
こんな八百屋さんがあるからこそ、トマトでもきゅうりでも、料理がしたくない時は、洗ってそのままかぶりつけばいいのだ。
疲れている時、料理ができない時はそれでもいい。
それでも美味しいと感じる力を身につけることも大切なのかもしれないな。

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