本日は、チケットを購入した瞬間から、娘と共に、数ヶ月間楽しみにしていたコンサート当日。
コンサートこそ、きもので出掛けようじゃないか!と、母から譲られた絞りのきものを着て気合の出発です。
「ねぇ、かあちゃん。そのきもの、派手じゃない?」
確かに・・・。
白地に赤の総絞り。まるで紅白歌合戦の衣装。
洋服だったら、ありえない柄だねぇ。
でも、まぁ、おばあちゃんも着てたからいいでしょ!
と、適当な理由を言いながら、母のきものを着る私。
だってさ、他に持ってないし、しばらくはアレコレ買わずに、いま持っているきものを擦り切れるまで着る!って決めたんだから。
食材もきものも使い切ることが大切!と自分に言い聞かせる私です。
ところで、きものの時は、バッグは、持ち手を肩や肘にかけられないということもあり、手で持つことになります。
ここで1つ問題が浮上します。
きものは、着ているだけで洋服とは異なる存在感を醸し出してしまうのは洋服社会の現代なら致し方ないこと。
それに加えて、大きなバッグを手に持つと、きものの袖とバッグが一体化してしまい、大きな長方形の看板をぶら下げているように見えてしまうのは私だけでしょうか?
この問題を解決すべく、きものを着る時は、小さなバッグを持つということを厳守している私です。
見た目スッキリ爽やかという状態が私の目指すきもの姿。
となると・・・洋服の時は気にならない財布の大きさも邪魔くさく感じてしまう。
という訳で、私はきものを着る時は、小さな財布を使うようにしています。
その中身は、お札数枚とクレジットカードのみ。
スマホのバーコード決済も忘れずに!
別途ポイントカード等を持ち歩く必要もなく、小さな財布でも十分。何よりも財布が軽い!
本日のコンサート会場は、JR品川駅から徒歩8分ほどの場所にあるキリスト品川教会グローリア・チャペルです。
チャペルでコンサートって、ゴスペルとか?
誰のコンサートかというと・・・
1台4手連弾で超有名な「レ・フレール」のクリスマスコンサート。
タイトルは
レ・フレール/ノエル・ド・キャットマン2019~マジカル・クリスマス~
娘の将来の夢は色々あるそうですが、その中の1つに「ピアノ名人になる」という夢があるそうです。
それって、ピアニストじゃないの?
いえ、違うそうです。
あくまでもピアノ名人。
そんな娘にとって、レ・フレールの音楽は、憧れの存在とのこと。
2年ぶりのレ・フレールのコンサートも目前です。
JR品川駅に到着。
まずは腹ごしらえしなきゃね。
どこかでランチしなきゃねーとキョロキョロしていると
「母ちゃん、コレ食べたい!」と指差したのは、特大ピザの写真が掲載されたメニュー看板。
私は、指さされた写真よりも値段に目がいってしまいます。
ピザランチが1700円かぁ・・高い!
とは言え、待ちに待ったイベントだしね!と、節約母ちゃんから太っ腹母ちゃんに変身です。
ランチを頂いた店は
JR品川駅高輪口のウィング高輪内1Fイタリアンレストラン『OBICA』
ローマに本店を構えるモッツアレラチーズの専門店が焼く石窯ピアのお味はいかがなものか?
ピザのランチセットには、ドリンクと選べる副菜がついています。
お店の方が、小学生の娘を見て、お子様セットを勧めて下さいました。
大きなワンプレートディッシュに飲み物がついて1000円。
普通のランチセットより遥かにリーズナブル。
さっきまで太っ腹だった母ちゃん、安心したのか?腹が減っこんだ~。
運ばれたきたピザは、大きなサイズです!
見た瞬間に、これは食べ切れない。娘とシェアすれば良かった・・・と後悔。
ピザはカリカリで何と言ってもチーズが美味しい。
娘も喜んで一緒に食べてくれたので、残すところ1切れ。
もうお腹いっぱい!あ~もったいない!
残り1切れとは言え、紙ナプキンに包んで持って帰れないものか?と思案していたところ、お店の方が「お持ち帰りされます?持ち帰り用の容器がありますよ。」と一言。
えっ?!
ここOBICAが「ドギーバッグ」を推奨している店とは知らなかった。
ラッキー。
ちなみに、ドギーバッグとは、外食時の食べ残しを持ち帰る袋のこと。
この「ドギーバッグ」、世界中多くの国で通用しています。
フランスでは、料理を作ったシェフに敬意を表して「グルメバッグ」と名付けられているそうです。
外食時の食品ロスに一策!ドギーバッグの由来とは?
お店に対し、食べ残しを持ち帰りたい!とお願いしても、「衛生上、問題があるので持ち帰り禁止です」と言われることが多々あります。
そんな時の魔法の言葉が「うちの犬に食べさせるので・・・」です。
これがドギーバッグの由来です。
実は、日本では、「食べ残しの持ち帰りは自己責任」という通達を国が出しています。
持ち帰りをお願いすること自体、禁止ではないのです。
「ドギーバッグ普及委員会」では、「自己責任カード」を発行して、お持ち帰りを推奨しています。
外食費が安い日本では、1年間に捨てられる食べ物の総量のうち外食が占める割合が非常に高いのです。
店員さんからドギーバッグを受け取り(写真を撮っておけば良かった!)ながら、私は思いました。
ランチ代が高い!って、一瞬だけ入店を躊躇したけど、この店に入って良かったなぁと。
なんせ、ランチ時に、持ち帰り用の容器を出してくれた店は、このOBICAが初めて。
とても気持ち良く食事を終えることができたことが何よりの財産です。
と同時に、改めて自分自身のフードロス問題についても考えさせられました。
高い!と感じたのは、外食費が安い日本だからこそ。
1歩海外へ出れば、一部の国を除けば、外食費は日本よりも遥かに費用がかかります。
食事をしたOBICAの本店があるイタリアでは、フードロス全体に対し外食の占める割合が、たった7%しかないというデータが存在しています。
だからこそ、食べ残さず一皿をゆっくりと楽しむという本当の意味のスローフード外食文化が根付いているわけですね。。
今
後は、初めて食事をする店では、事前に料理の量を確認し食べ切れる量かどうかを判断してからオーダーすべきと感じながら店を出ました。
※参考文献:井出留美『食品ロスをなくしたら1ヶ月5,000円の得!』
美しいクリスマスツリーを眺めながら、娘と一緒に美味しいランチを満喫した後は、いよいよコンサートタイム!
私達にとって2年ぶりのレ・フレールのコンサート。
前回よりも格段にパワーアップしているように感じます。
最高~!
残念だけど、私の言葉ではこの感動をお伝えすることはできません。
ご興味を持った方。コチラをどうぞ!
初めてきもので鑑賞したコンサートの感想は?
一言で言うと「快適でした!」
まずは、長時間座ったり立ち続けたりしても足がむくまない。
ストッキングとヒールのコンビは、どうしても足がむくんでだるくなってしまい
ますが、足袋と草履のコンビは全く問題ナシ。
また、きものを着ていると、足を組みたくならないという効果もあることに気がつきます。
つまり、正しい姿勢が自然に保たれるので、身体がとっても楽なんです。
そして何より興奮してきても、脇汗が気にならない!
どういうことかというと・・・
きものは40代女性の脇汗対策に効果あり!その秘密とは?
別の記事でも紹介しましたが、きものは脇部分が全開という構造になっています。
つまり、脇部分に外気が触れているので、冬のジットリ汗の不快感に悩まされることはありません。
これはホルモンバランスが変化する40代を迎えた女性にとっては、とても有り難い効果。
コンサートのような興奮する場は、洋服だと汗ジミが気になってしまい、白や黒の服以外はNGという状態でしたから!
私にとって、きものとコンサートの相性はバッチリでした。
楽しかったなぁと娘と2人、ルンルンの帰宅♪
帰り道、私の手には、小さなバッグとOBICAの紙袋に入った持ち帰りピザが1枚。
さぁ、家に帰ったら、あるもので料理をしなきゃねーと。
ものより思い出。
そんな言葉がピッタリの1日に満足の母ちゃんでした。
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