大切に飼育していた金魚のまるちゃんが死んでしまいました。
母ちゃんはショック・・・。
娘は、最初は気丈に振る舞っていましたが、ピアノの練習をしている際に
「まるが聴いているのが見えないから、急に悲しくなってきた。」と号泣し始めました。
娘がピアノの練習を始めると、愛嬌を振りまくように水槽を泳ぐ姿が、なんとも愛らしかった・・・。
我が家に金魚がやってきてから2年半。
娘のピアノは格段に上達しました。
どんな時も、喜んで聴いてくれるお客さん(金魚)のために、練習に取り組む姿勢が変わった娘。
家族が寝静まった中に帰宅した夫に対しても、まるだけは、夫が帰ってきたことを察知して、ダンスをするかのように泳ぎ、夫の帰りを喜んでくれました。
そんな癒やしの姿を眺めた夫は、まるで催眠術にかかったかのように、そのまま寝てしまうことも1回や2回じゃありません。
親子で号泣です。
たかが金魚。
でも、手をかけ愛情を持って世話をすれば家族。
犬や猫と何ら変わりありません。
金魚は触れることができないから、体調が悪くなっても手出しができないのが残念。
悲しい。
人間が作った観賞用の魚なのに、人間が触ることができない。
薬浴や塩水浴、ヒーターを入れたり、生きてくれるなら出来ることは何だってやってあげたい。
抱きしめてあげられるものなら、抱きしめてあげたい。
空っぽになった水槽が悲しくて、念入りに洗って、クローゼットの奥にしまいました。
まるが泳いでいた場所に花を供え、かわいい新芽を出した里芋を1つ。
どうか天国でも、娘のピアノを聴きながら元気に泳いで下さいね。
あなたのことが大好きでした。ありがとう。