週末のある日、
私が、子どもの用事&ママ友おしゃべりに暫し花を咲かせて帰宅すると、ビニール袋に入った何かの生地が寝かしてあった。
やったぁ!パン生地だ!
ここ数日間、私が図書館から借りてきたパン作りの本を熟読中の夫。
お昼は焼き立てパンだ!とルンルンの私に、「その生地、餃子だから。」と一言。
えっ?
じゃぁ、あの本に載っていたパンは・・とポカンとする私に
「夜ゴハンは焼き餃子ね。
生地から作るから、午後は家族総出で餃子作りだよ。」
以前、仕事で中国滞在が多かった夫。
餃子は一家総出で作るものと現地の方から教えられたらしい。
その教えを忠実に守っている日本人が、我が家のココにいました!
手作りの皮で作った水餃子と焼き餃子の美味しさは、大晦日の夜に経験したばかり。
そして、食べるに至るまで、超えなけれならいない幾つもの調理過程も経験したばかり。
餃子かぁ、嬉しいような・・。
というわけで、家族(娘と夫婦)で餃子作りが始まった週末の午後。
あのカリッカリッとモチモチの食感をもう一度!
さぁ、きばっど~!
本場中国にて伝授!皮から作る餃子作りは家族総出の大イベント
●皮の材料(大きめの焼き餃子約60個分)
・薄力粉 270g
・強力粉 400g
・塩 小さじ1と1/2
・熱湯 約400ml
●作り方
①材料を合わせる
大きめのボールに薄力粉と強力粉を合わせる。
熱湯に分量の塩を溶かしたものを少しずつ粉に合わせ、ひとまとまりになるまで、しっかりとこねる。
②生地を寝かす(1回目)
生地を休ませるため、2時間程度、寝かす。
乾燥しないようビニール袋等に入れることをお忘れなく!
③再び生地をこねる
休ませた生地はこんな状態。
この生地に打ち粉をして、力強く何度もこねる。
力仕事です!
中国の家庭でも、こねるのはお父さんの仕事らしいですよ。
生地の表面が滑らかになるまで続ける!
④生地を寝かす(2回目)
再び袋に入れて30分程度、寝かす。
⑤生地完成!
袋から取り出すとツヤが出ているのがわかります。この状態で生地が完成。
⑥生地を切り分ける
⑦生地を小さく切り分ける
棒状になった生地を、同じくらいの大きさに切る。
黙々と作業が進みます。
夫の指示に忠実に従う私と娘。
⑧具を包む
具は、生地を寝かしている間に作ります。
具のレシピはコチラをご覧下さいね!
→経験積み重ね材料はシンプルに!キャベツで作る絶品餃子のタネ
円形に生地を延ばしたあと、具を包みます。
この皮は、指先でギュッとつまめば、皮の口が閉じます。
市販の皮を使う時のように水を使うとベチョベチョになるので気をつけて下さい。
キレイに包めました!
⑨焼きましょう!
煙が出るまで熱々に熱した鉄のフライパンで焼き始めましょう。
テフロン加工のフライパンでは、温度を上げることができないため、美味しく焼くことができません。
水の量は多めです。
この写真で使った水の量は1回につき300mlの水。
皮がグングン水分を吸っていきます。
⑩焼き上りました!
皮のカリッカリが破けないよう、しっかりと焦げ目にヘラを入れて、フライパンの面からはがずように餃子を取り出します。
やっと食べられる~!!
うまい!
夫は感動のあまり泣きそうです。
よくあるセリフで申し訳ないのですが
「もう、市販の皮で作った餃子に戻れない!」という感想がピッタリです。
中国では、黒酢をたっぷりと入れたお椀に、餃子をジャブジャブと浸しながら食べるとのこと。
これがまた強烈に美味いんだなぁ~。
美味すぎるせいか?
疲れのせいか?
写真撮影はゼロ。
もういいでしょう・・。
突如として始まった一日がかりの餃子作りの大イベントは、無事に終焉を迎えました。
私も娘も夫も疲れました。
唯一、息子は例外。
餃子作りが佳境を迎えた夕方遅く、ルンルン気分で帰宅したからねぇ。
「おっ、今夜は餃子かぁ。うまそ~!」って、仕事帰りのオジサンみたいなセリフ。
バクバク食べるわ食べるわ・・・気楽なものです。
とは言え、魂のこもった食事を食べているから、アンタは強くなるよ。
パワー全開!明日も元気でキバッど!