東京・着物でおでかけシリーズ。
本日は、東京・神保町駅目の前に位置する学士会館(がくしかいかん)でランチです。
学士って、大学を卒業した人のことよね?
しかも、この学士会館って、東京大学発祥の地。さらに、建物は国の有形文化財として登録済みではありませんか!
こちらを御覧下さいね。→学士会館webサイト

東京大学に関係のない、さらに東京の大学にも関係の無い私でも入れるの?
と、恐る恐る(?)の割には、着物で堂々と、そろ~りそろ~りと行って参りました。
ちなみに、今回の着物は、明治生まれの祖母が着ていた着物。
大島紬の袷です。

学士会館・レストラン「Latin(ラタン)」でランチ。お値段以上の縦の大空間に大満足!
学士会館は、外観は、周りの高層ビルに囲まれてしまい、小さく見えてしまうのですが、一旦足を踏み入れると、気取りの無い優雅な雰囲気が漂っています。
歴史ある建物が感じさせる独特な温かさなのかもしれません。
そして、目的の場所、Latin(ラタン)内は、大正ロマンですか!といった感じ。
天井が高い空間が大好きな私は大興奮です。
と、写真をバーン掲載したいところなのに・・・
撮ってない~。
正直に言うと、あえて撮りませんでした。
今回は、おひとりさまランチではなく、大切な先輩とのランチ。
しかも数年ぶりの再会。
その先輩とご一緒していた頃は、スマホは無く、料理の写真を撮ったりする時代ではありませんでした。
その頃の関係を大切にしたくて、今日は写真を撮るのはやめておこうと決めておいたのです。
というわけでは、今回は、レストランLatin(ラタン)のwebページから写真をお借りしています。

東京神保町・学士会館Latin(ラタン)のランチは「魚」がオススメ!
今回、頂いたのが、一番リーズナブルな1,580円のラタンランチ。
再会を祝してグラスビールもオーダー。
前菜に続き、メインが運ばれてきます。
メインは、肉料理と魚料理のどちらか一品を選ぶことができます。

事前にメニューを知りたい方は、コチラのページを御覧下さいね。
・神保町・学士会館Latin(ラタン)日替わりメニューのご案内
私は魚料理をオーダー。
この日は、「メヌケのグリル・葱ソース」という一品。
メヌケそのものは、高価な魚ではありませんが、プロの手にかかるとこんなに美しく、そして、美味しくなるものか!と、驚きました。
さすが富塚料理長!あっぱれです。
一方、サービスは・・・。
手違いが多く、こちらの仕事に着かれて日が浅いのかしら?
と感じることはありましたが、味と雰囲気を考慮すれば、十分かと思われます。
ところで、食事を共にした先輩に着物姿を見せるのは初めて。
「ランチに着物って、いいねぇ~。晴れやかになるよね。」と褒めて下さいました。
毎度、書いていますが、着物は2月の寒風にも動じない温かさ。
首元や足元が開いているので、一見寒そうに見えますが、絹で重ねられた空気の層のおかげで身体が冷えることがありません。
冷え性、そして、脇汗が気になり始める40代の方こそ、着物デビューはオススメです。
今回の学士会館のLatin(ラタン)は、着物がとっても似合う空間。
お値段以上の空間に着物がプラスされるだけで、とっても豊かな気持ちになります。
明治生まれの祖母が着ていた着物ですが、すでに祖母が袖を通した回数を越したかもしれません。
「おばあちゃん、東京は、着物でお出掛けできる手頃なスポットがたくさんあっど~!!」
大好きだったおばあちゃんに会いたいねぇ。と着物に袖を通すたびに、おばあちゃんとの思い出が蘇ります。
元気なうちに親孝行しなきゃね。と思う母ちゃんです。