努力よりハマる力 “ねてもさめても”の息子を見て、母が思うこと。

「努力よりハマれ!」という言葉、昔、どこかで聞いたことがある。

ホリエモンの著書にも書いてあったかもしれない。

夫は、寝てもさめても「あ~魚釣りしたいなぁ。魚、さばきたいなぁ。」と。

通勤電車の中でも、魚をさばくYou Tubeを見ては、イメージトレーニングを欠かさない。

かねこさんという方が、ひたすら魚をさばいては美味しそうに食べる「きまぐれクック」というチャンネルが特にお気に入りとのこと。

魚を卸すために包丁を研ぐYou Tubeを見ていた時は、隣のつり革につかまって立っていた人が、距離を置いたそうだ。

当たり前のように自家製の干物が食べられるのは、夫がハマっているお陰。

そして、息子

夫に似たのか?男性の脳がそうさせるのか?

彼も「努力よりハマる」姿そのものだ。

もともと、何か興味を持ったことに対しては、徹底的にハマるタイプ。

幼児時代は、電車。この頃は、寝てもさめても電車。

乗り尽くしたおかげで、今でも、彼の頭の中には、路線図がビッシリと記憶されたまま。

(海道本線城巡りの旅・楽しかった!)

しかも、これが路線検索アプリよりも柔軟性があって効率が良い。

その次は、ニンテンドーDS、そしてゲームソフト「妖怪ウォッチ三国志」に影響され読み始めた歴史関連本。読書量も半端ない。

そして、カードゲーム。

ドゥエルマスターというカードゲームにハマった時に、内股に見慣れない皮膚炎を発症させた息子。

皮膚科で診てもらったところ「硬貨状皮膚炎」という股擦れの一種。

痩せ型だし、ピタピタのズボンを履いているわけじゃないのに、なぜ?と一瞬考え込んだ私。

思い当たる原因に行き着いた時、思わず笑ってしまった。

それは、友達と対戦するだけでは飽き足りず、家でカードゲームの自主練を積む際の息子の体勢に原因があったのだ。

その自主練の方法というのは、一人二役の対戦というもの。

カードを動かすために、息子は、自分側の陣地と架空の対戦相手の陣地との間に手をついて、アッチにコッチにとぴょんぴょんと移動。

床についた手の平を軸に、中腰のまま跳んで、態勢を変化させるのだ。

それを1時間~2時間は平気で続ける。

もちろん、休みの日は、それ以上だ。

その間、ずっと中腰の態勢で飛び続ける息子。

飛びすぎて股擦れを作るまでの域に達していたのだ。

いやぁ、すごいな。ビリー(誰?)もビックリの下半身強化のトレーニングだ。

そんなカードゲームも盛りを過ぎ、次にやってきたのは野球だ。

最初は、プロ野球観戦とそれに伴うデータ分析。

そして、下校後は、真っ先にグローブとバットを持って遊びに出かけ、暗くなるまで帰ってこなかった。

そして、少年野球入団。

さぁ、このまま野球にハマるのかしら?

と思っていたら、そうはならなかった。

野球観戦と遊びの野球は楽しいけど、意外にも自分自身のプレーには、それほど興味がなく、ハマらなかったらしい。

それでも、一度入団したからには!と、それなりに練習を頑張っていた。

でも、それは「練習を頑張る」という努力というカタチの取り組みだった。

そして、彼は、いま、本気でハマっているものがある。

「早めに寝なさいね~」と言っても、全く聞いてない。

とにかく、頭の中が彼のハマっていることでいっぱいの様子。

それこそ、寝る時間も惜しいのだ。

ただ、本人は、稽古を積むことを努力とは感じていない様子。

ハマると努力を忘れる。

これは強くなるね。

だって、その積み重ねは、彼にとって、息をするのと同じくらい自然な行為になりつつあるもの。

息子は厳しい道を選んだかもしれない。

いいじゃない。徹底的にハマってみなさいな。

貴方が心底ハマったことは、必ず今後を生きる貴方の人生の糧となる。

何よりも素晴らしいのは、稽古を通して自分自身を徹底的に見つめることができるということ。

そんなにハマるもの。探そうと思っても簡単には見つからないよ。

さぁ、きばれ。

父ちゃんも母ちゃんも、弁当を作って送り出すことしかできないけどね。

コレ↑は父ちゃんお手製弁当。

「弁当を食べる場所が無いんだ~」と言われて、おにぎりしか渡せないこともあるけど。

母ちゃんは、ひとりで立っておにぎりを食べる貴方を見たら、きっと泣いてしまうかもしれないね。

だから送り出すだけ。帰りを待っているだけ。

所詮、親ができることって、これくらいなんだね。

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