仕事帰りにケーキやアイスクリームを手土産に帰宅するスィーツ夫やスィーツパパ!
素敵ねぇ♪
確か・・・そんな男性に憧れた頃もありました。
でも、慣れてしまえば、花より団子。
もちろん、花も団子も大好きだけど、家計を預かる母としては、そういった特別なモノは、ハレの日に頂いてこそ心身共に満足する大切なアイテム。
そもそも、うちの夫は、スィーツパパではない。
たまに帰宅中に寄るのは、スーパーの鮮魚売り場や肉売り場。
仕事の休憩時間に寄る場所は、各地の物産館。
お酒はもちろんのこと、特に眺めていて心がウキウキするのは、その土地ならではの保存食や調味料を眺めている時らしい・・・。
そんな夫が、原宿にある新潟の物産館にて買ってきたのは、コチラ。
新潟市の有限会社大祐さんの超鬼殺し(超辛一味)。

パウダー状になった唐辛子が入った袋です。
ご丁寧に「危険」という表示まである。
鬼より危険な存在、沢山あるけどね・・・。
コレを使って何をするのか?というと・・・
「タバ酢コを作るんだぁ!」と、ルンルンの様子。
タバスコじゃなくて「タバ酢コ」?
そうそう、タバスコは米国の会社が登録商標済の商品名。調味料名ではない。
だから、今回作るのは別名の「タバ酢コ」です。
とは言え、こちらの「タバ酢コ」は、オーガニック料理教室「白崎茶会」を開催されている白崎裕子(しらさきひろこ)さんが名付けた調味料名。
夫は、白崎さんの調味料レシピをコピーしてはファイルに収め「次は何を作ってやろうか?!」とタイミングを伺っているというわけ。

しかも、そういったモノを作るのは、だいたい会社から帰宅後の夜22時過ぎた頃。
家族が寝静まろうとしている時に限って、台所で、何やら仕込みを始めるという面白い習性を持っている。
とは言ってもね・・・
だいたいそんなことを夫が始める時は、仕事の中で、我慢ならん!消化不良の出来事があった証。
何かしらのお手製のモノを完成させることで、そのモヤモヤした気持ちを昇華させる彼なりの儀式なのだ。
そんな時、家族としてできるのことは「父ちゃん、何か作り始めたねぇ~」と言うのみ。
一切、口も手も出さない。
静かに眠って翌朝目覚めれば、何かしらの作品が完成しているというわけだ。
スィーツよりも健康的だし経済的だね。
そして、完成した夫の「タバ酢コ」はコチラです。

なんと発色の良い赤色。
味は、ピリリとして確かに辛い。
売っているタバスコは、唐辛子を酢に漬け込んで作るそうなので若干の発酵臭があるけど、こちらは、酢と塩と唐辛子を混ぜただけ。
ピリピリとした爽やかな辛味が口に広がります。
なかなかイイんじゃない~!
子ども達にも好評です。
早速、娘が作ったピザ風トーストに「タバ酢コ」をタラリとかけて頂きます。

チーズの脂と混ざると、優しい辛さに変化。
これは美味いねぇ。
学校が臨時休校になって、もうすぐ一週間。
一歩外へ出れば中止や閉鎖が多いからこそ、家の中だけは変化を楽しもう。
家の中は、自由なんだ!
いつものご飯だって調味料が変わるだけで、少し新鮮に感じられる。
一気に変化させることは難しくても、少しずつが積み重ねれば、大きな変化を超えることができる。
夫のちょっとした工夫に今こそ感謝する母ちゃんです。
ちなみに、白石茶会の白石裕子さんのレシピは、身体の免疫力アップにつながるものばかり。今こそ、お試しあれ~。