今朝目覚めると、台所から何やら素敵な香りが漂ってきました。
焼き立てのパンの香り?
それとも、淹れたてのコーヒー?
確かに香り高いコーヒーの香りはする。
毎朝、挽きたての豆でコーヒーを淹れるのは、私と夫の習慣だ。
でも、
その挽きたての豆の香りなんぞモノともせず、蹴散らす勢いの強烈な匂いの正体とは・・・?
コチラです。

「すごいニラ」です。
先日、寝る間際になって台所で何かを仕込む習性がある夫のことを記事にしました。
昨夜も決行した模様です。
この「すごいニラ」ですが、何が凄いか?というと・・・
まずはニオイが凄い!
ニオイを「匂い」ではなく「臭い」と表記せねばなりません。
この食べ物、どんなものか?というと、要はニラの漬物。ニラを発酵させたものなんです。

臭いは強烈ですが、作り方はいたってシンプル。
ニラを刻み、超鬼殺し一味と昆布、腹ワタを抜いた煮干しを合わせます。
次に、1:1の分量で酒とみりんの煮きりを用意します。
そして、冷ました煮切りに対し同量の醤油を加えたものを回し入れます。

最後に冷蔵庫で一晩寝かせば完成です。

冷蔵庫であれば、かなりの長期間保存が効きます。
ただし、保存容器は、ニオイが移らないガラスかホーロー製にして下さいね。
我が家では、あまりの強烈なニオイに、自ら進んで食べるのは作った本人の夫のみ。
前回も、なかなか減らず、4ヶ月くらいかけて完食した様子です。
次に何が凄いか?って。
夫いわく「精がつく!」とのこと。
「臭いものを食べて、セイリョクつけないと、男は戦えないんだよ!」と熱く語り始めます。
でも確かにそうだよね。
味噌、納豆、漬物、醤油、日本酒、くさや、鮒寿司・・・発酵させたものは、ニオイの大小は違うにせよ、クサイのだ。
私達の先祖は、このクサイ(発酵臭)と言われる食べ物を食べ続け、私達の代まで命を繋いできたのだ。
これは私の単なる考えだけど、
男性精子が少なくなっていると言われる現代。
その一つの原因に、
日本人のDNAが本来欲するクサイ(発酵臭のある)食べ物を食べる機会が急激に減っているということが挙げられるのではないか?と。
とは言え、
この「すごいニラ」を山盛り一杯食べた直後の男性に、愛を囁かれたとしても、99%の女性はなびかないであろう・・・。
残りは1%だけど、存在する?
多分ね。えっ?私?
いやぁ、結婚して14年にもなるとさすがにね・・。
考えておくわ!と、心の中でつぶやく母ちゃんです。