塩糖水漬けレシピ『鶏むね肉のチキンカツ』鶏むね肉を塩糖水に漬けるだけ。柔らか&ジューシーチキンカツに仕上げる簡単なコツとは?

塩糖水漬けレシピ『鶏むね肉のチキンカツ』をご紹介。塩と砂糖を合わせた塩糖水に鶏むね肉を漬けるだけで下処理完了。鶏むね肉の柔らかさ・旨味・ジューシさ全てUP!簡単レシピ。ソミュール液、ブライン液とも呼ばれる塩糖水を下味に使い料理を楽しく簡単に♪

鶏むね肉で作るチキンカツ。

柔らかく仕上げるために

  • 鶏むね肉を塩麹に漬ける
  • 鶏むね肉をヨーグルトに漬ける
  • 鶏むね肉を叩く
  • 揚げ衣を工夫する
  • 揚げた後にタレを絡ませる

等々、

私も色々な工夫をしてきました。

でも

これが最後で最高の

鶏むね肉のチキンカツレシピになる可能性大。

用意するのは

塩と砂糖と水だけ。

鶏むね肉を

海外ではソミュール液・ブライン液とも言われる

塩と砂糖を混ぜた水=塩糖水に漬ければ

驚きの美味しさに変身!

それでは、

塩糖水レシピ『鶏むね肉のチキンカツ』を

ご覧下さいね。

塩糖水漬けレシピ『鶏むね肉のチキンカツ』の作り方

フライの材料

  • 鶏むね肉 1枚
  • 薄力粉:片栗粉 1:1の分量
  • 全卵 適量
  • パン粉 適量
  • 揚げ油

塩糖水の材料

  • 塩 小さじ1
  • 砂糖 大さじ1
  • 水 200cc

※塩・砂糖・水を同率で増減させ必要量の塩糖水を作る。

作り方

1.塩糖水を作る

軽量カップに

分量の塩・砂糖・水を合わせる。

塩と砂糖の粒が消えるまで

しっかりと混ぜる。

数ヶ月前に購入して以来

料理に欠かせない道具となったのは

下村企販の小分けボール。

軽量カップ代わりにもなり一個二役。

2.鶏むね肉を塩糖水に漬け3時間冷蔵庫で寝かす

鶏むね肉は

揚げやすい大きさにそぎ切りにする。

ジプロックや厚めのビニールに

鶏肉を入れ塩糖水を注ぐ。

鶏むね肉全体が

塩糖水に漬かるように空気を抜き

袋の口を縛る。

このまま

冷蔵庫で3時間程度寝かせる。

この時、

琺瑯製やガラス製容器の中で袋を広げ作業を進めると

効率が良いだけでなく

冷蔵庫に寝かす時の冷却性が高まり

保存が効くことにもつながる。

3.塩糖水からむね肉を引き上げチキンカツの衣をつける

塩糖水に漬ける時間は

3時間程度で十分。

塩糖水から鶏むね肉を取り出し

水気を拭き取る。

新聞紙やチラシ類を数枚重ねた上に

キッチンペーパーを敷き

その上に鶏むね肉を並べると

簡単に水分を取ることができる。

ぷるぷるの鶏むね肉に変身!

塩糖水に一晩以上つける場合は

食材に塩が入りすぎのを防ぐため

新しい塩糖水に変えることをオススメ。

鶏むね肉の下味は

塩糖水で十分に入っているので

お好みで胡椒を振りかけるのみ。

チキンカツの衣づけの順序は

  1. 下粉(薄力粉と片栗粉)
  2. 全卵を溶いたもの
  3. パン粉

サクサクに揚がるチキンカツの衣は

下粉に

薄力粉と片栗粉を同量で合わせることが

コツ。

薄力粉がジューシーに!

片栗粉がカリッと!

揚がる手助けをしてくれる。

また

鶏むね肉にフライ衣をつける時は

菜箸や手を使うのではなく

竹串を使うと

粉やパン粉がベトベトつかず

効率良し。

崩れやすいタラのフライ↑を作る時も竹串は大活躍。

キレイにフライ衣がつきました。

さぁ、ジューシー&柔らかチキンカツを

揚げていきましょう。

4.チキンカツを揚げて完成。

鶏むね肉をしっとりと仕上げるために

160℃程度の低温で揚げ始めます。

火力は中弱火程度。

揚げ音が乾いた音になるまで

菜箸等で触らないのがコツ。

ここで

揚げ油の飛び跳ねが苦手な方に朗報!

油ハネ防止ネットを使うと

揚げ油の飛び跳ねが激減。

ぜひ一度お試しあれ!

→油ハネ・飛び散りを防ぐ油ハネ防止ネットをオススメします

チキンカツを揚げる音が

カラカラと乾いた音に変化したら

一度ひっくり返し

火力を強火に上げ30秒程度揚げる。

キツネ色に色づき始めた時点で

揚げ油から引き上げる。

サクっと揚がりました!

揚げたてを試食。

肉汁がジュワ~と溢れ出ます。

そもそも

鶏むね肉って、こんなに肉汁があったかしら?

と思わせるジューシーな食感。

さぁ、盛り付けましょう。

塩糖水漬けレシピ『鶏むね肉のチキンカツ』完成♪

写真映えするために

ソースをかけてはみたけど

このチキンカツに関してはソース不要。

濃い味が好きな子ども達でさえ

「母ちゃん、何もつけない方がうまいよ。」

という感想。

塩と砂糖を混ぜた水に漬けるだけで、

簡単に鶏むね肉が美味しくなるとは

塩糖水の凄さを改めて実感。

これまでも

蛋白な鶏むね肉料理の課題は

柔らかさと肉のジューシーさを出すにはどうしたら良いのか?

ということ。

数種類の調味料で下味をつけたり

調理の仕上げでトロミのついたタレを絡めたり、

いろんな工夫をしてきたけれど

それも必要なくなりました。

そもそも

どうして塩糖水に漬けるだけで

こんなに肉質が変化するのか?というと、

塩は、

筋肉の繊維を柔らかくほぐし

水分を肉の中に蓄える役目。

砂糖は、

加熱により肉が縮むのを防ぐ役目。

この2つの役目を

食材にまんべんなく届ける仲介役が水

というわけ。

みなさんにも、

この感動のチキンカツ体験を

じっくりと経験して欲しい!

というわけで

食べ盛りの子ども達を抱えた

母ちゃんの塩糖水漬けレシピブームは

まだまだ続くよ♪

食材選びがますます愉しくなってきた

今日この頃です。

【塩糖水漬けレシピ】
【鶏むね肉レシピ】

【文&構成&料理:メグ】

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