今年の夏、
ビアガーデンならぬビアベランダを実行するために始めた新聞紙を使った生ゴミ臭ゼロ対策。
可燃ゴミ不燃ゴミ共に、ゴミ収集日までベランダにて一時保管をしています。
そのため、暑さ極まる夏の時期、保管しているゴミから漂ってくるニオイの臭いこと!
なんせ、料理夫は、魚を釣り&魚をさばき料理をすることが趣味。
生ゴミ臭ゼロ対策は、私にとって大きな課題でした。
購読している新聞に掲載されていた記事を参考に、生ゴミを新聞紙に包み水分を吸い取ってから捨てるというワザを発見!
モノは試し!と始めてから、早3ヶ月。
その習慣、続いてますか?
もちろん!続いています。
そして、強制したわけじゃないのに、
料理夫も、料理中の生ゴミは、全て新聞紙に包んで廃棄するようになっているではありませんか!
「なんか、新聞紙に包んだ方が気持ちがいいんだよね。」と料理夫。
それよ、それ!
アナタ、なかなかセンスあるじゃな~い♪
その感覚が大切なのよ。
最近、食品ロス問題が気になり、せめて自分の家庭内だけでも食品ロスを最大限減らそうと動いている私。
食品ロス問題=ごみ処理問題と表記できるくらい、この2つの問題は切ってもきれない関係。
当然、食品ロスを減らせばゴミも減り、食品ロスが増えればゴミも増えます。
そして、3ヶ月間、生ゴミを新聞紙に包んで捨てるということを実践して得られた大きな変化。
生ゴミ臭激減以外に挙げるとすれば・・・
生ゴミの量そのものが減ったということ。
つまりそれは、生ゴミの量が増える大きな原因となってきた食品ロスが自然と減ったということにも繋がります。
何よりも嬉しいのは、食品ロスが減るということは食費が節約できます。
食べ盛り成長期の子を持つ親としては、ものすごく有り難い効果です。
もっと広い視野で食品ロス削減に取り組む専門家の井手留美さんの著書を読むと、ゴミの捨て方を変えるとゴミ処理に関する費用(税金)が大きく削減できるともあります。
ごみ処理には、莫大な光熱費が必要とされるのは誰もが知っていること。
日本において、家庭内から出される生ゴミの水分量は約8割。
燃やすゴミ全体の2割が水分と試算されているそうです。
水を燃やす(蒸発させる)ために燃料を使っているなんて・・・。
少しでも節約を!
と思いながら家計をやりくりして暮らしている方々が、わざわざ水を蒸発させるために電気やガスを使う?
そんな馬鹿なこと、やるわけないですよね。
でも、そんな馬鹿げたことに莫大な費用を払ってしまっているのも私達なんて、ほんと腹立たしい限り。
もちろん、各自治体においても、生ゴミ処理の処理方法について啓蒙を続けています。
ウェブサイトにアップされている各自治体の生ゴミ処理に関するページを確認すると、
必ずと言っていいほど「生ゴミは捨てる前に水切りをしてから捨てて下さい。」との表記があります。
例えば、東京都墨田区のウェブサイトから引用すると、
「捨てる前に、心を込めてギューッとひと絞り!」とありました。
ギューッとひと絞り。かぁ。
って、言うのは簡単だけどなぁ。
やったことのない人に、生ゴミをギューッとひと絞りと言ってもハードルが高いよなぁ。
だって、私も、かつては、生ゴミに関しては触るのも見るのも、なんだか嫌だなぁ~という印象を持っていたから。
水切りカゴごとポリ袋へドボン!と入れて、何重にも口を縛って保管。
早くゴミ収集日になってくれ~!と思っていたから。
でも、そんな「生ゴミをギューッとひと絞り」できかった私でもできたのが、生ゴミを新聞紙等の紙で包むという方法。
新聞紙で包む生ゴミ臭対策は食品ロス削減にも繋がります!3ヶ月間実践してわかった3つのこと
生ゴミを新聞紙に包んで捨てるだけで・・・
①生ゴミの量が大きく減ります
新聞紙(紙類)に生ゴミの水分を吸わせてあげるだけで、生ゴミ総量の8割と言われている水分量が減るので、ゴミそのものが、とってもコンパクトに変身!
だから、こんな感じのゴミが・・・
こんなに小さくまとまります。
②生ゴミの臭いが激減します
新聞紙が生ゴミの腐敗原因となる水分をカットしてくれます。
これは、酷暑の中、ベランダに一時保管している生ゴミの様子です。
以前、ブログにも書きましたが、新聞紙は、使われいるインク(クルー、タルク)の吸着効果により消臭効果が大。
というのも、新聞紙の原料は、ほとんどが古紙。元を辿れば、木材の繊維が原料。
その繊維はセルロースという物質で構成され、湿度が高いと水分を吸着し、低くなると水分を放出するという特性を持っているそうです。
繊維の層には隙間が多く、その隙間に臭いが入り混むと、ハイ待ってました!とばかりに、新聞紙全面に埋め尽くされているインク達が素早く臭いを吸着してしまう。
このような新聞紙が持つ消臭効果の仕組みを利用すれば、ゴミ収集日まで自宅で保管しても臭いが気になることがありません。
③家庭内食品ロスの削減につながります
とは言え、生ゴミを新聞紙に包むだけでは、いきなり家庭内の食品ロスが削減できるというわけではありません。
「可能な限りキレイな状態で生ゴミを新聞紙に包む」ということを目標にアレコレ実践した結果、食品ロスが減っていたという私の実例です。
野菜等は、料理する度に洗うのではなく、購入直後まとめて洗ってから適度に水分を飛ばし、キッチンペーパー等に包んで保管します。
事前に、野菜をしっかりと洗うことでドロや汚れ等から発生する腐敗が無くなります。
つまり、野菜そのもの日持ちが長くなります。
また、購入から時間が経過すればするほど、汚れが付着しているキャベツや白菜の外葉等は傷みが進んでしまい、ほとんど食べることができなくなってしまいます。
そういった部分も、購入直後の新鮮な状態の時に洗ってキチンと保管しておけば、内葉同様、美味しく食べられる部分が多く残ります。
料理をする際は、野菜を取り出す度に洗うという作業をしませんので、まな板も汚れにくく、水がアチラコチラに飛ぶことも無く快適に作業が進みます。
例えば、オレンジ。
購入して洗ってから保管しておきます。
極力、食べ残しが少なくなるよう、切り方にも一工夫。
野菜が美しい状態で保管されているので。根っこギリギリに切ったり、皮ごと料理するということに対し積極的にチャレンジできます。
そういったことが積み重なり結果として、食べる部分が多くなるので、食品ロスも生ゴミも減るのです。
以上。
初めの一歩は手間だなぁと思うけど、一度やってしまうと、やめたくないという感覚が生まれ続いているという状況です。
最近、ゴミ問題と言えば・・・話題になっているこの方のこの本。
『このゴミは収集できません』
著:マシンガンズ滝沢秀一
金持ちゴミとそうでないゴミかぁ。
私も一人暮らしを始めて以降、何度も引っ越しを経験してきた中で、つくづく実感したこと。
同じことが沢山書かれていました。
ちなみに、ゴミを包む紙ですが、やはり、サッと水分を吸い取る新聞紙が最高に使いやすいです。
読んで良し。読み聞かせて良し。使って良し。の新聞。
さぁ、これからも、買ったからには、どんなものでも思いっきりバシバシと使い倒していこうかね!と張り切る母ちゃんです。
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