1ヶ月前くらいから「とんかつ食べたい。」と言い続ける夫。
魚釣りを楽しみ魚の干物を作り終え、今週は「肉が食べたい気分」らしい。
夫の場合、
「○○を食べたい。」=「〇〇を作りたい!」
ということ。
その欲求は満たしておかなきゃいかんねーと、奮発して用意したのはコチラ
![トンカツ平田牧場パック.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E38388E383B3E382ABE38384E5B9B3E794B0E789A7E5A0B4E38391E38383E382AF-thumbnail2.jpg)
ブランド豚として有名な平田牧場三元豚のロース肉かたまりです。
普段は、お手頃価格の豚バラブロックを購入し、塩豚にして保存。
1週間くらいかけ、切り分けながら大切に消費する我が家です。。
平田牧場の豚は、とにかく美味しい。
どう美味しいのか?
臭みが無く、少量でも旨味の強いダシが出る。
そんな我が家で、平田牧場三元豚のロース肉でとんかつを作って食べるなんて・・・
もはやフェスティバル(お祭り)です。
と、ウキウキしている私の横で、夫が何か言いたげな様子
「あのさ、他にとんかつにしたい豚があるんだけど、買っていい?」
と、恐る恐る私に聞く夫。
「カナダ産の豚なんだけど・・・。」
夫は、ずっと気になっていたカナダ産の豚肉でとんかつを作りたかったとのこと。
なんと私に気を遣って、そんなことを言い出せなかったとは!
見かけによらずそんな妻恐家だっけ?
まぁ、仕方ないね。
なんせ、私は鹿児島出身。
鹿児島と言えば、肉の宝庫です。
豚は黒豚。牛は黒毛和牛、鶏は地鶏が走り回っているのだ。
鹿児島最大手スーパーのタイヨーでは
東京人が腰抜かすようなお手頃価格で黒豚の肉や黒毛和牛の肉が購入できるんです。
いやぁ、気を遣わせてしまい、すまんかったね。
えっ!
でもさ、ということは・・・
コレって、平田牧場三元豚というブランド豚VSカナダ産豚肉のトンカツ食べ比べ!じゃない?
テレビの企画のような大イベントに心が踊る私です。
そして、料理夫が自転車を走らせ行きつけのスーパーから買ってきたのはコチラ。
![トンカツメガ盛り.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E38388E383B3E382ABE38384E383A1E382ACE79B9BE3828A-thumbnail2.jpg)
ド迫力です。
内容量1キロ超のカナダ産豚肉ロース4枚入り。
お値段びっくりの900円弱
なんだこりゃー。
カナダに住んでいる方々は、こんな肉を食べて暮らしているのか?
そりゃ、でっかく成長するわ・・・。
いくら平田牧場三元豚とは言え、相手はメガトン級。
受けきれるのか?
さぁ、勝負の時はきました。
今回の料理人は、もちろん夫。
ゴングが鳴り響き、料理開始です!
カナダ産豚肉VSブランド豚平田牧場三元豚・美味しいトンカツはどっち?
①平田牧場三元豚をとんかつ用に切り分けます
![トンカツ平田牧場切り分け2.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E38388E383B3E382ABE38384E5B9B3E794B0E789A7E5A0B4E58887E3828AE58886E38191EFBC92-thumbnail2.jpg)
![トンカツ平田牧場切り分け.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E38388E383B3E382ABE38384E5B9B3E794B0E789A7E5A0B4E58887E3828AE58886E38191-thumbnail2.jpg)
包丁が入る姿が絵になります。
脂身と赤みのバランス良し。適度に筋も入っています。
飼育環境の良さが、肉にあらわれています。
平田牧場HPより
「豚を育てる環境については、豚にとって快適な飼育空間づくりを行っています。
通気性のよい開放豚舎で、平田牧場三元豚はストレスを抱えることなくのびのびと。
また、一般の三元豚の飼育日数が約150日~180日のところ、
平田牧場三元豚は約200日~250日と長い期間をかけてじっくり育てられます。」
②カナダ産豚肉と平田牧場の豚肉の断面を比べる
・カナダ産豚ロース肉
色はほんのりピンク色。脂がしっかりと入っています。筋は少ないです。
![トンカツカナダ産揚げる前.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E38388E383B3E382ABE38384E382ABE3838AE38380E794A3E68F9AE38192E3828BE5898D-thumbnail2.jpg)
・平田牧場三元豚
カナダ産豚肉に比べ、赤身が強い印象。筋も入っています。
また、脂も少なめです。
![トンカツ平田牧場揚げる前.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E38388E383B3E382ABE38384E5B9B3E794B0E789A7E5A0B4E68F9AE38192E3828BE5898D-thumbnail2.jpg)
③揚げましょう
肉に塩コショウ&筋切りをしてからフライ用の衣をつけ、揚げ始めます。
![トンカツ揚げ中.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E38388E383B3E382ABE38384E68F9AE38192E4B8AD-thumbnail2.jpg)
カナダ産豚肉は極厚です。
中まで火が通るよう低温で揚げ始め、じっくりと揚げていきます。
最後の1分はカリッと揚がるよう一気に高温にして下さい。
フライの揚げ方についてはコチラ→鶏胸肉で作るチキンカツは食べ盛り男子必須献立!簡単にフライ衣をつけるには?
・カナダ産豚肉とんかつ揚げたて
![トンカツカナダ産完成.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E38388E383B3E382ABE38384E382ABE3838AE38380E794A3E5AE8CE68890-thumbnail2.jpg)
・平田牧場三元豚とんかつ揚げたて
![トンカツ平田牧場揚げたて.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E38388E383B3E382ABE38384E5B9B3E794B0E789A7E5A0B4E68F9AE38192E3819FE381A6-thumbnail2.jpg)
揚げの技術も影響するとは思いますが、揚がったトンカツの姿に大差ないようです。
④食べるぞ~
カナダ産豚肉&平田牧場三元豚を合計1.8kg近くを揚げた料理夫は
「すでに腹がもたれたような感じがする・・・」と。
あらあら、かわいそうに。
とんかつ♪とんかつ♪って、あんなに楽しみにしていたのにね。
それでは、私が思う存分頂きます。
・カナダ産豚肉で作ったとんかつ
食べる箇所によっては、脂身が多く見えます。
ナイフで切るとわかりますが、かなり柔らかい。言い方を変えれば「ノッペリ」
![トンカツカナダ産食べる.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E38388E383B3E382ABE38384E382ABE3838AE38380E794A3E9A39FE381B9E3828B-thumbnail2.jpg)
味は、口に入れた瞬間「美味い!」
驚きの旨さです。
これが80円/100gとは信じられません。
ひとつ難点があるとすれば、口の中で噛んているうちに「あ~なるほど。若干、豚肉の臭みがあるんだね」ということ。
そこで、独特の臭みを消すために、辛子やゆずこしょうを肉に添えて食べます。
すると、アラ不思議。
肉の臭みが消え、美味しくいただくことができました。
噛めば噛むほど味が・・・という表現には行き着きませんが、この価格でこの味であれば大満足です。
・平田牧場三元豚で作ったとんかつ
脂身は少なめです。
カナダ産豚肉に比べ、シッカリとナイフが入る感触です。
さすがブランド豚。噛めば噛むほど味わいが口に広がります。
臭みは一切無く、ソースを添えるのも勿体ない。そのままで十分美味しいです。
![トンカツ平田牧場完成2.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E38388E383B3E382ABE38384E5B9B3E794B0E789A7E5A0B4E5AE8CE68890EFBC92-thumbnail2.jpg)
![トンカツ平田牧場食べる.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E38388E383B3E382ABE38384E5B9B3E794B0E789A7E5A0B4E9A39FE381B9E3828B-thumbnail2.jpg)
以上。
我が家初のイベント「カナダ産豚肉VSブランド豚肉のトンカツ食べ比べ際」は、私を中心に大盛況のうちに終了。
前回の干物イベントに続き、今回もご飯が超高速でススム君イベント。
ル・クルーゼで3合炊いたご飯もアッという間になくなりました。
![イワシ干物おひつご飯.jpg](https://kkdmama.up.seesaa.net/image/E382A4E383AFE382B7E5B9B2E789A9E3818AE381B2E381A4E38194E9A3AF-thumbnail2.jpg)
ただねぇ・・・。
子ども達に「ねぇ、豚肉2種類あったんだけど、違いがわかった?」と聞いたところ
「えっーそうなの?全然わからなかった!どっちも超うまかったよ。」との感想。
食べ盛りの子ども達がウロウロしている今の我が家には、質も大切ですが、量はそれ以上に大切なのかもね。
食べ比べを終えて・・・
●平田牧場三元豚
肉に塩コショウの下味をつけただけで、美味い!肉の味わいが深い。
さすが天塩にかけて育てられたブランド豚。それなりのお金を払ってシッカリ味わう価値は十分にあります。
●カナダ産豚肉
ボリューム&安さが半端ない!食べ盛りの子どもを持つ我が家には五つ星のコストパフォーマンス。
肉に若干の臭みを感じるので、塩は控えめ&コショウは多めで下味をつけた方が臭みが抑えられそう。
また、辛子や粒マスタード等を添えて食べれば、全く問題なしの美味しさです。
かわいそうに、ひたすら豚肉を揚げまくった料理夫。
「いやぁ、あれだけ揚げると食べれんもんやねー」とのこと。
恨めしそうに母ちゃんがバクバクと食べる姿を鑑賞していました。
翌日のランチは、残ったトンカツでカツサンド。
1.8kgのトンカツを、わずか2回の食事で完食するなんて・・。
平田牧場三元豚さんを心の奥底で想いながら、カナダ産豚肉にお世話になる日々が始まる予感の母ちゃんです。
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