レシピ『鰯(イワシ)の干物』のご紹介。カラッと晴れた日は鰯(イワシ)を買って干物作り。鰯(イワシ)の干物の作り方は簡単。鰯(イワシ)の開きで気軽に調理。鰯(イワシ)の天日干し・鰯(イワシ)の一夜干しの違いは?鰯(イワシ)のみりん干しも!3種の自家製鰯の干物の美味しい食べ方と保存方法もご紹介♪
青空&心地良い風を感じたら
ベランダで鰯(イワシ)の干物か鯵(アジ)の干物を作るチャンス!
今回は鰯の干物を作ります。
せっかくだから
- 鰯(イワシ)の日干し(通称:干物)
- 鰯(イワシ)の一夜干し
- 鰯(イワシ)のみりん干し
以上
3種の鰯(イワシ)の干物作りに挑戦。
鰯(イワシ)の天日干し(干物)と一夜干しの違いとは?
鰯 (イワシ)のみりん干しも加わり、三種の干物の違いも検証!
それでは
レシピ『鰯(イワシ)の干物』の詳しい作り方をご覧下さい。
レシピ『鰯(イワシ)の干物』の作り方
イワシ天日干し・イワシの一夜干しの材料
- 鰯(イワシ)
- 塩
イワシのみりん干しの材料
- 鰯(イワシ)
- 酒
- みりん
- 醤油
- ごま
下準備
1.イワシのみりん干しはイワシを浸すためのタレを作る。
- 酒とみりん=1:1で煮切る
- 酒とみりんの煮きりに醤油を加える。2:1の割合。
作り方
1.鰯(イワシ)を開きの状態にする
鰯(イワシ)をさばけない方は
開きの状態になっている鰯を購入すればOK。
もしくは
鮮魚売り場は「魚の下処理します!」というところも多い。
勇気を持って
「鰯(イワシ)の頭を落として開いて下さい。」
とお願いする。

鰯(イワシ)をさばいた後に出る生ゴミは
スッキリ気持ち良い生ゴミに変身!
2.開いた鰯(イワシ)を塩水に浸す。
イワシの大きさにもよるが
塩分濃度8~10%の塩水を作る。
開いたイワシを塩水に1時間程度浸す。
みりん干し用のイワシはタレに浸すので塩水には浸さない。

塩水に浸す時間が長過ぎると塩辛くなってしまうので注意。
2.みりん干しのイワシはタレに浸す。
みりん干し用のイワシは
酒とみりんの煮きり:醤油=2:1で作ったタレに
イワシを1時間程度浸す。

使い終わった鰯(イワシ)のタレは捨てないで!
タレを火にかけて沸騰させ
煮物や炒めもの刺身の漬けのタレとして再利用する。
3.鰯(イワシ)を干す。
塩水・みりん干しのタレからそれぞれ鰯を取り出し
クッキングペーパー等で水分を拭き取る。
拭き取った後
みりん干しのイワシにゴマを振りかける。
鰯(イワシ)をザル等に並べ干し開始!
【鰯(イワシ)の天日干し】
昼12時頃に干し始め。
5時間後の夕方5時に天日干し終了。
【鰯(イワシ)の一夜干し】
夜8時に干し始め。
12時間後の朝8時に一夜干し終了。
【鰯(イワシ)のみりん干し】
鰯(イワシ)のみりん干しは2種類。
- 天日干しにしたイワシのみりん干し
- 一夜干しにしたイワシのみりん干し
ベランダ干物作りに欠かせないのが干しカゴと竹ザル。
干しカゴは魚だけじゃなく野菜干しにも大活躍。
以前甘夏みかんピールを作った時も干しかごは大活躍。
竹ザルは食材の水切りだけでなく料理の盛り付けにも大活躍 。
しかも臭いが残らない!
イワシの干物を作る時は
数時間もイワシをのせたままにも関わらず
亀の子束子でザッと水洗いすれば臭わない!
使いやすい道具で
美味しいイワシの干物を作りましょう♪
4.3種鰯(イワシ)の干物完成!
【鰯(イワシ)の天日干し】
鰯(イワシ)の色が飴色に変化。
イワシの水分がシッカリと抜けサイズは一回り小さく。
完成したイワシの天日干しを触ると
身がパリッと硬さも感じる。
同様に
イワシのみりん干しもこんがり日焼け姿。
【鰯(イワシ)の一夜干し】
手前がイワシの一夜干し。
天日干しのイワシと比べるとしっとりとした白肌。
身もふんわりとしている。

【鰯(イワシ)のみりん干し】
左がイワシの天日干しにしたみりん干し。
右がイワシの一夜干しにしたみりん干し。
このまま食べられるのではないか?と思わせるほどの色艶。
以上3種鰯(イワシ)の干物の完成。
早速食べ比べることに!
鰯(イワシ)の天日干し(通称:干物)と一夜干しの違いは?
・イワシの天日干し(干物)
イワシ全体がパリッとした仕上がり。
太陽と風の力で
鰯(イワシ)の表面は引き締まり歯ごたえのある美味しさ。
でも中はふんわりとした食感!
・イワシの一夜干し
身がやわらかく旨味を凝縮させた仕上がり。
一夜干しは天日干しのイワシに比べ水分が多い。
太陽に照らされてない分
鰯(イワシ)の脂が酸化せずしっとり柔らかな食感。
天日干しのイワシと一夜干しイワシを食べ比べると・・・
どちらも良さがあり甲乙つけがたい。
パリッとした夏の小麦肌がお好きな方は天日干しのイワシ。
やわらか冬の白肌がお好みの方は一夜干しのイワシ。
食感が全く違うのでどちらも試して欲しい。
ところで
鰯(イワシ)の干物の調理法と保存方法は?
鰯の自家製干物・美味しい食べ方は?
もともと刺身で食べられる状態で購入したイワシ。
炙る程度で加熱すれば十分!
特に
みりん干しは糖分が焦げやすいので火元から離れず
シッカリと焼き加減を見ること。
フライパンでも大丈夫。
クッキングシートの上でもサッと火が通る。
鰯(イワシ)の自家製干物・保存方法は?
すぐに食べない場合は冷蔵保存がオススメ。
乾燥を防ぐためにラップに包みポリ袋に入れ保存。
一夜干しは水分が多いので
2~3日のうちに食べ切るれば腐敗等の心配がなく安心。
冷凍保存は味が落ちるのでオススメしません。
以上
鰯(イワシ)の天日干し・一夜干しを作って食べて違いを確認。
イワシの干物に炊きたてご飯さえあれば幸せ!
ちなみに
我が家はル・クルーゼ鍋でご飯を炊き&おひつに保存。
ご飯の美味しさ爆発!
鰯の干物作りは一見難しそうに見えるけど
お店で鰯(イワシ)を開いてもらえば塩水に浸しザルに並べておくだけ。
太陽と風が調理するエコ調理!
ぜひみなさんも
レシピ『鰯(イワシ)の干物』に挑戦下さいね。
ところで
こちらもイワシさんの干物。

今回のレシピで紹介した干物さん達とはちょいと様子が違う。
実はこちらのイワシの干物
なんと冷蔵庫内に干して作った自家製一夜干し。
冷蔵庫で干物は作ることができる!
外に干すのが気になる方にはコチラのレシピがオススメ。
年中いつでも美味しい干物が食べられるチャンス。
ぜひこちらのレシピもご覧下さいね。
【文&構成:メグ】