豚肉バラブロックの保存食と言えば「塩豚」塩豚はベーコン・ハムを超える超便利保存食です。豚バラブロックを塩漬けにすれば完成のシンプルレシピ『豚肉バラブロックで塩豚』をご紹介します♪この作り方は塩豚作りの基本です。ぜひチャレンジ下さいね。

添加物の少ないベーコンやハム。
確かに美味しいけど、高くて頻繁に買うわけにはいかないという方、いらっしゃいませんか?
ハムやベーコン並に使い勝手が良く、しかも添加物ゼロ。さらに、家で簡単に作ることができる保存食が塩豚なんです。
豚肉バラブロックを塊のまま使うので、とっても経済的!
自家製塩豚を作り続けて10年以上、冷蔵庫に塩豚を欠かしたことのない週末料理夫・どんが、秘伝(?)のレシピを公開します。
いますぐ、豚と塩をご用意下さいね♪
レシピ『豚肉バラブロックで塩豚』の作り方
・材料
- 豚肉バラブロック 600g程度
- 塩 大さじ2強
・作り方
①豚肉バラブロックに塩を揉み込み塩漬けにする。
豚肉から水分が出ている場合は、キッチンペーパー等で水分をキッチリとふきってから調理開始です!
豚肉に塩を揉み込んでいきます。
豚肉の塩漬けを作るようなイメージで、塩はたっぷりと使って下さいね。


②塩漬けにした豚肉をキッチンペーパーで包む。
使うキッチンペーパーは薄手のものではなく、簡単に破れない厚手のタイプが理想です。
豚肉バラブロックを覆うよう、シッカリとキッチンペーパーで包みます。

③豚肉をジプロックや厚手のビニール袋に入れて寝かす。
保存は冷蔵庫で!
まずは一晩、塩を揉み込んだ塩漬けの豚肉を寝かしましょう。

③塩豚の完成です!でも塩豚の熟成は進みます。
一晩、冷蔵庫で寝かせば完成です!
豚肉を包んでいたキッチンペーパーは、豚肉の水分を吸ってビチョビチョになっています。
ここで塩豚を美味しく作る最大のコツを紹介しますね。
塩豚を料理に使う使わないに関係なく、毎日、必ずキッチンペーパーを交換するということ。

豚肉の熟成が進む=豚肉の水分が抜けていく
時間の経過と共に、豚肉の水分は、どんどん抜けていきます。
キッチンペーパーが吸収した水分を放置するとどうなるのか?
ズバリ!豚肉が腐ります。
自家製塩豚は、豚肉に塩を揉み込み塩漬けにするだけで完成の手軽さですが、キッチンペーパーを交換することだけは忘れないように!
ところで、塩豚の良いところは、熟成の段階で豚肉の味わいが変化していくということ。
・1晩の寝かした塩豚の熟成状態↓

まだ、肉の色もピンク。フレッシュな豚肉ですが、適度に水分が抜け、フライパンで焼くと、カリッとした焦げ目ができます。
・2晩寝かした塩豚の熟成状態↓

豚肉の水分がだいぶ抜けてきました。
どこかしらベーコンブロックの雰囲気でしょ?
包丁で薄切りできるのでカットするのが楽になってきました。
ちなみに、 1晩~3晩寝かした塩豚は、豚肉に含まれる塩分がそう強くないので、キャベツ炒や白菜蒸し、野菜と共に肉そのものをしっかり食べたい時の料理にピッタリです。
・5日~1週間寝かした塩豚の熟成状態↓

肉の色がきれいな赤に変化。
ここまで熟成が進むと、生ハムのように薄くスライスすることもできます。
塩気が強くなるので、ベーコンのようにダシを出す食材として使うと、旨味が溢れて大変な美味しさです。
もちろん添加物はゼロ。
塩の力ってスゴイですね。
ただ、1週間程度の熟成を堺に、少しだけ豚肉独特の腐敗臭も感じられるようになることがあります。
保存料ゼロですから、そうゆうこともあるでしょう。
その時は、躊躇せずに、サッと使い切って下さいね。
ちなみに、我が家の塩豚は、1週間で使い切ります。
そして使い切ると同時に、新しい豚肉バラブロックで新しい塩豚を作るという塩豚循環を10年以上続ける日々です。
以上です。
ちなみに、我が家で使う豚肉は、三元豚で有名な平田牧場の豚肉バラブロックです。
以前、カナダ産豚肉とトンカツ食べ比べ対決をした時も平田牧場の豚を使用しました!
ワタシの地元、鹿児島の豚肉も最高ですよ。
鹿児島では、近所のスーパーで、ブランド豚に匹敵する豚肉が超手頃な価格で購入することができるんです!
まさに肉の楽園♪食材の宝庫♪
帰省した時は、ワタシの実家の台所は、週末料理夫のどんが、ほぼ占拠。
地元の母と電話をすると
「今夜、あんたげえ(あなたの家)のゴハンは何ね?シェフは台所ね?」と、必ず聴いてきます。
今となっては、我が母も絶賛の週末料理夫・どんでございます。
(「今となっては」です・・・そりゃ、過去を振り返れば色々あるのが家族ですから!)
しばらくは帰省はできないけど、週末料理夫のどんの料理を一緒に食べる日を楽しみにしているからね!
それまで、元気にしとってよ~♪
最後に、今回のレシピで使用した調理道具をご紹介します。
・竹ザル
竹ザルは、本当に便利です!食材の水切りだけでなく、食材の保管や料理の盛り付けにも大活躍です。魚をのせてもサッと水洗いするだけで臭いも残りません。
さぁ、使い勝手抜群の台所道具も揃ったことだし!
みなさんもレシピ『豚肉バラブロックで塩豚』を活用して、素敵な塩豚ライフをお過ごし下さいね。
【文&構成:メグ 料理:週末料理夫どん】