晴天に恵まれた大型連休。
我が家は、海辺の小さな町にでっかく暮らす家族のもとへ遊びに行ってきました。
東京から千葉方面へ。
千葉から外房方面へ移動すると、車窓の風景は、全面の田んぼ。
季節はちょうど田植え。
なんだか久しぶりに田植えの風景を見たような気がするなぁ。
到着しました。
相変わらず美しい海。
砂浜では、ライフセービング部に所属する大学生達が練習中。
男女関係なく次々に海へ飛び込んでいく様子は圧巻です。
さて、お世話になった家族の奥様は、元々、ガーデンデザインの仕事をされていた植物のプロ。
たくさんの植物と暮らす彼女の庭の一角に、新緑が眩しいローズマリーがこんもりと茂っています。
彼女は、そのローズマリーをウォッカに漬けてハンガリアンウォーターなるものを作っておられました。
ハンガリアンウォーターとは?
中世ヨーロッパ時代、ハンガリーの王妃であるエリザベート1世は高齢に伴うリウマチや痛風に悩まされていたそうです。
そんなエリザベート1世のためにイタリア修道院から、ローズマリーをアルコールに漬け蒸留されたものが献上されました。
エリザベート1世はその蒸留水をとても気に入り、体に塗ったり、また飲用水として飲んだりしたとも言われているそうです。
やがてエリザベート1世は魔法のような蒸留水のおかげで元気と若々しさを取り戻していったという伝説です。
嘘か真か?この魔法の蒸留水が、ハンガリアンウォーターの始まりとされています。
↓この女性がエリザベート1世さん
エリザベートの話は抜きにしても、あんなに美しく茂った薫り高いローズマリー、使わない手はないでしょ!と、彼女が心を込めて育てているローズマリーをわけて頂きました。
数日後、たくさんの思い出とローズマリーと共に帰宅した私は、早速、ハンガリアンウォーターを作ることにしました。
ハンガリアンウォーターの作り方
■材料&道具
・ハーブ
※ローズマリー・ペパーミント・レモンピール等、身近にあるハーブを混ぜてみて下さい。私は、ローズマリーだけで作りました。
・アルコール
※ウォッカやラム酒等、アルコール度数40度以上のもの。
・煮沸した瓶
■手順
①ローズマリーをラム酒に漬ける
煮沸した瓶にローズマリーを入れ(私はたっぷり入れました)、しっかりとローズマリーが浸かるまでラム酒を注ぎ入れ、フタをしめる。
②30日間置く
直射日光が当たらない常温で30日以上置きます。1日1回は、瓶を軽く振ってローズマリーにラム酒が浸かる状態を維持して下さい。
③ハンガリアンウォーターの完成!
ハンガリアンウォーターの使い方
・精製水で20~30倍に薄めて化粧水
・お風呂に入れてバスフレグランス
・そのまま飲むも良し
・そのまま身体や頭のマッサージオイルとして使用するも良し
以上。
いろんな使い方があるそうです。
ただし!妊婦さんはお腹の赤ちゃんへの影響があるかもしれないので使用を控えておいて下さいね。
ツヤツヤ肌になるかなぁ。
出来上がるのが楽しみだなぁ~と、毎朝、シャカシャカと魔法の小瓶を振る母ちゃんです。
さぁ、30日後。母ちゃんはエリザベート1世の秘薬を完成させることができたのか?
→「ローズマリーとラム酒で化粧水を作る(完成編)」