郷土・かごしま愛

鹿児島のお土産と両親の背中

先週、鹿児島で暮らす両親が上京。

重かっただろうに、小さなスーツケースに沢山のお土産を詰めてきてくれました。

御覧下さい!

まずは、つけあげ(さつま揚げのこと)。

鹿児島だからね、いろんな店のつけあげがあるけど、

我が家の定番は、空港で売っている鹿児島・串木野の名店「勘場蒲鉾店」のつけあげです。

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味噌から醤油は作れるのか?レシピ『古い味噌の活用方法』甘い味噌はふるさと鹿児島の味。

味噌から醤油は作れるのか?古くなった味噌を見てみると醤油らしきものを発見!これって醤油?古くなった味噌は食べられるの?使えるの?古くなった味噌の特徴や活用方法をご紹介。

我が家で使う味噌は

鹿児島の両親や両親のお友達が送ってくれる

自家製の味噌。

出来たての味噌だけじゃなく

両親が使いきれなかった古くなった味噌が届くことも。

  • 古い味噌の中に黒い液体が!コレって醤油?
  • 古い味噌・熟成が進んだ味噌の特徴は?
  • 古い味噌・熟成が進んだ味噌の活用方法は?

等々

古い味噌にまつわる疑問を

我が家の古い味噌をモデルに調べてみました。

古くなっても味噌はやっぱり万能調味料だった!

みなさんの豊かな味噌生活に

我が家の古い味噌情報が役立ちますように♪

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家の中で地元愛(鹿児島愛)を強く感じる

ダイヤモンド社から発表された『食事が美味しい都道府県ランキング』という記事を目にした私。
関連記事の中に『地元愛の強い都道府県ランキング』というのも存在していました。
私の地元は鹿児島です。
でも、地元愛!と聞いても、普段の暮らしの中では「一体何が地元愛なんだろう?」と、ピンとはきません。
知らず知らずのうちに身についているコトや使っているモノは、自分が育った環境に大きく影響されているような気はします。
そこで改めて自分の地元愛レベルを確認してみました!

暮らしの中で見つける地元愛を感じるコト・モノ

その1:芋焼酎を飲んでいる

ワインもビールも日本酒もウイスキーも飲みます。が、やっぱり普段は芋焼酎に限ります。
1.安い
2.美味い
3.悪酔いしない
以上の「3い~」をカバーする酒は、世界広しと言えども、そう簡単には見つからない!と胸を張って言えます。
正しく地元愛ですね!
ちなみに、こちらは、幻の焼酎で名高い白玉醸造社の「魔王」が入っていた瓶です。

当然、自分で買ったわけではなく頂きモノです。
魔王.jpg
あまりの美味しさに“ひんのんで”(訳:一気に飲んで)しまいました。
今は、近所のスーパーで売っている濵田酒造の「海童」が入っています。

その2:「さつま白波」の焼酎グラスを使っている

焼酎のお湯割りを飲む時は、このグラスを使います。
若かりし頃は、なんてダサいグラスだろう・・・と思い、捨てようとしたこともありました。
今となっては、そんなことを思ったダサい(!)自分の過去に別れを告げ、ピカピカの状態を保つため漂白さえします。
1度離れようとしたことで愛が深まったみたいですね。
白波グラス.jpg
グラスの反対側には、湯と焼酎の割合を示した目盛りが付けられています。
薄めが飲みたい時は、湯と焼酎の割合が「6:4」。濃いめが「5:5」です。
常に湯と焼酎のベストな割合をキープできます。
このグラス、今後も手放すことはないでしょう。
ちなみに、鹿児島では、“濃い”とは言わず“こゆい”と発音することが多いです。

その3:黒千代香(くろじょか)を使っている

注ぎ口が付いた陶磁器の土瓶で、平べったい形が特徴です。
我が家で使っているのは薩摩焼の黒じょかです。
結婚当時、両親からのプレゼントです。
黒じょか.jpg
この黒じょかで燗をした焼酎は、とてもまろやかでお湯割とは一味も二味も違います。

■黒じょかの使い方

①飲む前日までに、焼酎を割水(わりみず)する。

水と焼酎の割合は、さつま白波グラスに倣って「6:4」か「5:5」。

②コンロの弱火にかける

黒千代香に割り水した焼酎を注いで、弱火にかけます。
くれぐれも沸騰させないように、様子をみながら加熱します。

③沸騰直前で火を消し完成!

焼酎好きな方、ぜひ一度、試して下さいね!
ちなみに、我が家は焼酎だけでなく、日本酒の燗をつける時も利用しています。
正月は、こちらに日本酒を入れて、お屠蘇を注ぐ酒器の代わりにしています。

その4:「そらきゅう」を持っている

「そらきゅう」とは、鹿児島の薩摩地方で生まれた焼酎を楽しむための遊び道具です。

■そらきゅうの遊び方とは?

酒宴の席で、ナンコ(昔のゲームのこと)で負けた人は、このソラキュウに注がれた芋焼酎を「そらっ!キューッと呑め」の掛け声と共に一気に飲むという遊びです。
その時の掛け声から、この盃が「そらきゅう」と呼ばれるようになったそうです。
最初は、ふつうのぐい呑みを使っていたようですが、いつからか?飲み干すまでテーブルに置くことができない三角錐(さんかくすい)に変身しました!
当然ですが、今は、そういった飲み会風景は見られなくなりましたね。
私も、幼い頃、父が故郷に帰省した時、親戚の方々と楽しそうに「そらきゅう遊び」をする姿を、1回だけ見たことがあるくらいかな。
鹿児島でも、実際に使う人は少なく、面白い土産品という位置づけに変化してました。
ソラきゅう.jpg
写真の「そらきゅう」は、父が高知を旅行した際のお土産です。
高知にもそらきゅうあり!酒好きの発想は同じか?
ほんの数十秒、我が家の台所を見回しただけでも、地元愛(まずは芋焼酎愛ですね)に溢れている現実に気づかされました。
鹿児島を出て、早23年が経過。
鹿児島以外で暮らす時間の方がずっと長いはずなのに。
子ども頃の環境って、身体に染み込んでいるものなんだなぁと。
味噌は、もちろん両親が作る鹿児島の甘い味噌
豚肉は、なんだかかんだ言っても、鹿児島の大手スーパーのタイヨーで買う鹿児島産黒豚が1番美味いと思う。
好きな魚は?と聞かれたら、アジイワシ夫が釣ってくるハゼも大好きだけど、「鹿児島特産のカンパチ」って答えてしまう。
お菓子はかからん団子が好きだし。
あくまきにどっさりとかけるきな粉は、白じゃなくて黒砂糖入じゃなきゃ嫌だし・・・。
自分の地元愛をちょっと確認してみよう!と思っただけなのに、なかなか止めることができない母ちゃん。
いまは東京に暮らしているから、ふるさとという表現は少し似合わないかもしれない。
それでも、自分が成長した土地を大切に思う気持ちが育って欲しいと願う母ちゃん。
どこに住んでも、暮らし方に愛があるって大切だねぇ~。
●関連ブログ
・カナダ産豚肉VSブランド豚平田牧場三元豚・とんかつ1.8kg作って食べくらべ祭♪
味噌から醤油は作れるのか?鹿児島の味噌は甘いぞ~。
鹿児島の郷土菓子「あくまき」の季節です。
手作り鯉のぼりとかからん団子

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鹿児島の郷土菓子「あくまき」の季節です。

鹿児島の郷土菓子「かからん団子」が食べたいなぁと思っていたら、両親から「かからん団子&あくまき」のセットが届きました。
娘が食べたくなる時期を知っているとは・・さすがの両親です。
ふるさと鹿児島の菓子と言えば、代表格は「軽羹」です。
とは言え、年齢を重ねるごとに懐かしさと味わい深さが増してくるのは、特に「あくまき」かなぁ。
あくまき食べる.jpg

あくまきとは?

鹿児島で、端午の節句につきものの郷土菓子。もち米を灰汁水(アク)に一晩漬け込み、それを竹皮に包んで縛り、6時間ほどゆっくりと炊き上げたもの。
子どもの頃は、匂いや食感が苦手で、こんなモノをよく食べられるなぁ・・・と思っていました。
当時暮らしていた家のお隣のおばちゃんは、この時期になると、家の前でバンバカと火を炊き大鍋にアクを沸騰させ、あくまきを作っていました。
鍋の中には、アクで煮られる竹皮の包みが何本も入っていました。
子どもの私にとっては、美味しいモノを作っている風景とは程遠く「なんでこんなモノを食べるのだろう・・・」と。
今となっては、懐かしい思い出です。
最近のあくまきは、鹿児島の郷土菓子として、また贈答用として作られていることもあり、それはそれは上品な味わい。
我が家の子ども達も「やった!あくまき!」と大喜び。朝食も「あくまき」です。
あくまき朝食.jpg

あくまきの歴史

「あくまき」は、もともとは戦陣食として発達したもの。
その由来は、文禄・慶長の役にさかのぼるそうです。ちなみに、文禄・慶長の役とは、関白となった豊臣秀吉が中国・明国征服を目指し朝鮮に攻め込んだ戦争のことです。
当時の薩摩藩主 島津義弘公の率いる軍勢だけが、独特の工夫を凝らした保存食「あくまき」で腹を満たし、士気が衰えることがなかったといわれているそうです。

あくまきのおいしい食べ方

あくまきを食べる時に欠かせないのが「きな粉」です。
この「きな粉」ですが、ただ砂糖を混ぜただけのきな粉ではいけません!これは、鹿児島人として許しがたい行為。
重要なのは、あくまきにかけるきな粉作りだと、私は声を大にして言いたい!

あくまきにかけるきな粉の作り方

■材料
きな粉
黒砂糖
砂糖(白砂糖やキビ砂糖)

①包丁で黒砂糖を荒く刻む
黒砂糖.jpg
②砂糖&黒砂糖:きな粉=1:1
③塩をひとつまみ加える
きなこ作り.jpg
ポイントは、糖分など気にせず砂糖も黒砂糖も、豪快に入れること。
塩は甘みを引き立てためにも、1つまみ程度から味を見ながらシッカリと入れること。
うちの娘は、あくまきそのものより、きな粉ばかり食べているような・・・。
という私も、子どもの頃は、あくまきよりも、あくまきにかけるきな粉が楽しみでした。

あくまきの保存方法

常温で少なくとも1週間はもちます。日にちが経過するにつれて、芯の方から固くなってきます。冷凍すれば3ヶ月はもちます。いずれにせよ、固くなってきたら、竹の皮ごとお湯の中で煮直すと、美味しく食べられるそうです。
これこそ薩摩藩が編み出した「ローリングストック」。現代にも、シッカリと引き継がれています。
それにしても、あくまきを作り始めたのは秀吉の時代かぁ・・・。
当然、砂糖なんて手に入る時代ではなく、竹の皮を剥いてそのままガツっと食べていたことでしょう。とは言っても、原料は、もち米。当時の人にとっては、かなり贅沢な食べ物だったに違いありません。
あくまき切る.jpg
まともな地図さえ無い中、異国の地で戦をしてこい!って言われてもね。想像を絶する世界を生き抜いたご先祖を思えば、自分が決めたことをやることぐらい“へ”でもない。
大型連休も明けたことだし、ギを言わんでキバらんといかんね!(文句を言わないでシッカリとやるぞ!)と思う母ちゃんなのです。
ちなみに、こちらは「かからん団子」。
かからん団子食べる.jpg
どちらも、鹿児島県南九州市の梅木商店のものです。ごちそうさまでした。

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手作り鯉のぼりとかからん団子

もうすぐ子どもの日。
東京では、鯉のぼりが優雅に泳ぐ姿はなかなか見られないけど、五月人形や兜を飾る家庭は多いのでは?
これは我が家の大切な鯉のぼりの手作りタペストリーです。
鯉のぼり.jpg
息子が生まれた時に、母が手作りしてくれました。
当時、暮らしていた住まいは、わずか29米のアパート。
当然、五月人形や兜を飾るスペースなどありません。
それを不憫に思った訳ではないでしょうが、
「サッと飾れるしねぇ。場所もとらんから、飾ってねー。」と、文字通り、サッと作って送ってくれました。
あれから十数年・・
母の言葉通り、雛祭りが終わったと同時に、選手交代。サッと、鯉のぼりが登場します。
使わない時は、クルクルって巻いて紙袋に保管。飾る時もしまう時も、場所を取りません。
「おかあさんは、縫い目も、てげてげ(適当という意味)だから、早いのよ。」と、母のセリフです。
てげてげじゃ、できんよー。(こんな可愛い鯉のぼり。適当な気持ちでは作れないよ)
おかげ様で、息子は元気に育っています。
おそらく、この鯉のぼりは、この先も処分することはなく、息子ではなく私が添い遂げることになるでしょう。
母が近所の手芸屋さんで数千円で購入した手作り鯉のぼりセット。
そこに母の手仕事と数々の思い出がプラスされ、私にとっては、値段のつけられない価値あるものとなりました。
ちなみに、子どもの日に欠かせない菓子と言えば柏餅ですね。
でも、私が食べて育ったのは、こちらの「かからん団子」なんです。
かからん団子.jpg

かからん団子とは?

かからん団子とは、鹿児島県でつくられる草餅の一種。 ヨモギなどを練りこんだ餅を黒餡などで包み、「かからん」の葉で包んだもの。「かからん」とは方言で、サルトリイバラのこと。
サルトリイバラ.jpg
鹿児島では「さわったらダメよ!」ということを「かからんよ!」という言い方をします。
つまり、病気や災いに“かからない”という厄除けにも通じたお菓子なんです。
かからんの葉は、独特の匂いと殺菌作用があり、餅にはヨモギを練り込んでありますから、天然の抗菌パワー全開の菓子です。
両親のお友達、屋久島在住のおばちゃんが、かからん団子作りの達人。一度食べたら忘れられないやみつきのかからん団子。当然、レシピなんて存在する訳はなく、現地で本人に作って頂かないと口にすることができない一品です。
こちらも、母の鯉のぼり同様、値段がついてない価値のあるもの。
故郷には、そんなモノがたくさんあるのかもしれないな。近いうちに探しに帰らなきゃ!と思う母ちゃんなのです。

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