芍薬の季節。花屋に並ぶ色鮮やかな切り花の芍薬。購入する時は、蕾の状態の芍薬を選ぶ?それとも少し蕾が開いた芍薬を選ぶ?できれば、1日でも長持ち(日持ち)する芍薬を選びたいところ。芍薬の花が長持ちさせる方法と、美しく開花する芍薬の選び方をご紹介♪
芍薬の切り花を選ぶコツ。
それは大きく2つあります。
- 長持ちする芍薬の切り花を選ぶこと。
- 長持ちするように芍薬の切り花を手入れ(管理)すること。
以上の2つさえクリアすれば、
芍薬の切り花を4~5日程度、楽しむことができます。
順に説明しますね。
1.長持ち(日持ち)する芍薬の選び方
結論:少しでも花が開いている芍薬の切り花を選ぶ。
花や果実を愛し続け70年の鹿児島の父に聞きました。
あちらコチラの花図鑑やネットでも調べました。
そして、長持ちする芍薬を選ぶベストな方法が、
「少しでも花が開いていいる芍薬の切り花を選んで買う」です。
もちろん、
納得できる理由があったからこそ。
理由1:芍薬は蕾を開く時に、ものすごいエネルギーを消費するから。
蕾を開く時にエネルギーが必要・・?
芍薬の切り花になったつもりで想像してみました。
芍薬は、ある日当然、茎をチョキッと切られ切り花に。
そして、ドボンと入れられた先は水のみ。
激変した環境に、芍薬は 相当なストレスを感じ疲れ立ち直れない感じ。
その状態で、
「芍薬の切り花って、蕾を買った方が長持ちしそう!お買い得かも!」
「さぁ芍薬ちゃん!開花してちょうだい♪」
なんて、お願いされてもね。
芍薬はストレスで疲れていて、
しかも「ワタシ、切られて芍薬の切り花になったの!」
だから
「これだけでも十分しんどいのに、さらに蕾を開くなんて・・」
「ありえな~い!」
という気持ちに違いない。
だからこそ、芍薬の切り花を買う時点で、
少しでも花が開いている芍薬の切り花を選ぶべし。
理由2:芍薬は蕾が開いた時点で、息切れ状態になっているから。
芍薬の切り花は、蕾が開いた時点で、
芍薬の切り花全体に残っているエネルギーを使い果たします。
だって、花を咲かせる(開花)するのが芍薬の使命だから。
つまり、
芍薬が花を咲かせた後は、すでに息切れ状態。
たとえ、蕾が開き花を咲かせたとしても、芍薬の切り花の日持ちは短くなります。
特に、硬い蕾の芍薬の切り花を買ってしまうと、
芍薬のエネルギーは、蕾が開く前に使い果たされ、
開花せずに、終わりを迎えるという結末になってしまうという訳です。
以上の2つの理由で、
長持ちする芍薬の切り花を選ぶコツは
少しでも花が開いている芍薬の切り花を選ぶこと。
あ・・。
私が買ってきた芍薬の切り花、
「蕾だ・・。」
これも勉強だなぁ。
次回からは、花が咲いた芍薬の切り花を選んで買うようにします。
さて、続いては、
買ってきた芍薬の切り花が長持ちする管理方法をご紹介します。
2.長持ち(日持ち)させる芍薬の切り花の管理方法
①毎日、芍薬の花の水換えをする。
芍薬は、とっても水が大好きな花なんですって。
花瓶の水は、毎日水換えをして、常に新鮮でキレイな状態がベスト。
水換えの際は、キレイな水の中で、
芍薬の切り花の茎を斜めにスパッと切ることを忘れずに。
この斜めにスパッと切ることで、
茎の断面積が広くなり、芍薬が新鮮な水をより吸収しやすくなります。
水切りには、清潔で切れ味の良い「切り花専用のハサミ」を使います。
私が使っているハサミは、
サボテン社の「ゴールドチタンカーブ花バサミ」
軽くて持ちやすく切れ味バツグン。オススメです。
②芍薬の蕾を洗ってあげる。
芍薬の蕾には、花びらの周りに蜜がついているそうです。
しかも、芍薬の蕾の蜜は、粘り気がありベトベト。
花びらと花びらがくっついてしまいます。
芍薬が蕾を開き花を咲かせる際に、エネルギーを消耗してヘトヘト。
つまり、蜜を取り除き、花が開きやすくするために蕾を洗うということ。
芍薬の蕾を水の中に入れ、優しくそおっと指で蜜を落とすように洗う。
これだけ、芍薬の花が咲きやすくなります。
しかも、芍薬のエネルギーが温存され、咲いた芍薬の花が長持ちするというわけ。
③芍薬のご飯「栄養剤」の力を借りる。
近所の花屋さんで、
芍薬の切り花を長持ちさせるオススメの栄養剤を教えてもらいました。
「クリザール・ジャパン社」のクリザール・フラワーフードという商品。
訳せば、花の食べ物。
これは効果ありそうな商品名です。
先日、購入した紅花の切り花も、
このクリザール・フラワーフードを入れてあげたところ、全ての蕾が開花。
そして、花が長持ちしました。
以上です。
・長持ちする芍薬の切り花の選び方
・長持ちする芍薬の切り花の管理方法
2つのノウハウはいかがでしたか?
少し前まで春の陽気を楽しんでいたはずが、突然の猛暑。
少しでも涼しげな気持ちを盛り上げるべく花屋さんを覗くと、美しい芍薬の花!
ちなみに、
私が買った芍薬の品種は「深山の雪」という品種。
まぁ、なんと、芍薬らしい美しい響き。
芍薬「深山の雪」のお値段、なんと298円!
即決で購入致しました。
せっかく買った芍薬の花。
一日でも長生きして欲しいと思ったけど、
そもそも、
芍薬の切り花をどう選べば良いものか?
そして、買ったはいいけど、
芍薬の切り花をどうすれば長持ちさせることができるのか?
気になって色々と調べてみたというワケ。
なんとなくだけど・・・
花屋さんで迷っていた1時間前よりは、
遥かに芍薬の切り花の気持ちが理解できるような気がする。
花を買う時は、何でもキレイだから買えばイイ訳ではないということだね。
その花に沿う環境なのか?
ちょっとでも想像してみると、自分と相性の良い花に巡り会えるのでは?
と、思う母ちゃんです。
※ 芍薬の花が長持ちする方法を実践した結果はコチラ の記事を!
最後に、
芍薬の切り花を長持ちさせるのに欠かせないオススメ商品を再度紹介♪
・ クリザール切り花用フラワーフード
最初は半信半疑で購入しました。使ってみると、切り花の持ちが明らかに違います。しかも美しい色艶が長持ち!
他の切り花でも長持ち効果は絶大!
250mlの小さいサイズでは物足りません。我が家では、1Lサイズ常備。
・サボテン社ゴールドチタンハサミ
使用歴10年超。切れ味変わらず、スパッスパッと切れます。
水の中で芍薬の茎を切ってもサッと拭くだけでOK。錆にも強い。
握りやすくて、ゴツくなくて、気に入ってます。
効果バツグンのお手入れ道具を手に入れたことだし、
長持ちする芍薬の切り花を選びに、花屋さんへレッツゴー!
【文&構成:メグ】