レシピ『カンパチのアラで作るスープ』のご紹介。魚のアラと言えばアラ汁。冷凍保存しておけば料理の出汁・スープとして使える。美味しい魚のアラ汁＝スープ。今回はカンパチのアラで美味しいスープを冷凍ストック。食品ロス削減にも繋がる魚のアラの活用法を参考にして下さいね。
今回仕入れた魚のアラは
お値段３００円のカンパチのアラ。
魚のアラは
食品ロスの代表的存在であると同時に
コラーゲンたっぷりの栄養満点食材。
とは言え
おなじみの魚のアラ汁だと飽きがくる。
とうわけで今回は
魚のスープ（出汁）を作り冷凍する方法をご紹介。
レシピ『カンパチのアラで作るスープ』を詳しくご覧下さいね。
レシピ『魚のアラで作るスープ』
材料
- 魚のアラ（1尾分）
- 生姜 1片
- 塩 小さじ２程度
- 酒 大さじ２程度
作り方
１．魚（カンパチ）のアラをキレイに洗う
魚（カンパチ）のアラをきれいに洗い
血合い等を取り除く。
魚のカマは鋭いので手を切らないよう注意！
不要になった歯ブラシ等を使い
血合いをこそぎ落とす。
２．魚のアラ・生姜・塩・酒・水を鍋に入れ加熱スタート
深さのある鍋に
- 魚のアラ（1尾分）
- 生姜 1片
- 塩 小さじ２程度
- 酒 大さじ２程度
以上を全ていれる。
魚のアラがゆっくり浸る程度の水を入れ
強火で加熱スタート。
水分と共に魚の臭みが飛ぶので鍋のフタはしない。
火力は強火でスタート。
３．アクを丁寧にすくう
沸騰してアクが出てきたら火加減を弱め
アクを丁寧にすくう。
アクをすくうことで
魚の生臭さや雑味を取り除く。
しばらくはアクが出続けるので
鍋のそばを離れない。
専用のアク取りお玉は
効率が良いだけでなく
楽しくアクをすくうことができる。
４．魚のアラスープを好みの濃度に煮詰める。
中火程度で加熱を続けると
少しずつ
アラスープの濃度が濃くなる。
グラグラと煮込まず
中火でコトコトと煮詰める。
どっしりと濃厚な魚のアラスープに仕上げる時は
強火でガンガン煮詰める。
味見をして塩で味を調整。
好みの濃度で火を消す。
火を消したタイミングで
昆布を１枚投入すると
スープの味に奥行きが出る。
時間があれば
そのまま鍋ごと自然放置。
スープが冷めていく間も
魚のアラから出汁が出る。
５．魚のアラスープが冷めたらザルで濾す
魚のアラスープはザルで濾す。
さらに澄んだスープに仕上げたい方は
さらし等で濾すと
澄んだ魚のアラスープに仕上がる。
ちなみに
魚のアラスープを取った後のゴミは
新聞紙に包んで捨てると
臭いが激減するだけでなく
「えっ？コレがゴミ？！」と驚くくらい
美しいゴミ姿に変身。
美しい魚のゴミ姿は
コチラの記事で確認下さいね。
６．魚のアラスープの保存は冷蔵庫か冷凍庫
魚のアラスープの保存は冷蔵庫で２日程度。
それ以上の保存は冷凍庫がオススメ。
冷凍庫で保存するときは昆布は取り除くこと。
魚のアラスープ保存には
腐食性の高い琺瑯容器がおススメ。
わが家愛用中の野田琺瑯は
この容器のまま火に置くことも可能。
このアラスープさえあれば
- 塩で味を調えて定番アラ汁
- 味噌で味を調えて味噌汁
- ごま油と卵で中華スープ
- そのままで基本の鍋スープ
料理の展開に困ることはナシ。
しかも
コラーゲンたっぷりの天然出汁。
飲むだけでお肌プルプル。
・魚（カンパチ）のアラ煮
・魚（カンパチ）のカマ焼き
魚が苦手というお子さんがいらっしゃる方は
魚の姿がどこにも見当たらない
アラスープはおススメ。
というわけで今回は
レシピ『カンパチのアラで作るスープ』のご紹介でした。
その他にも
いそがばまわれ人気記事を掲載中。
併せてみなさんの暮らしの中でお役立てくださいね。
- プロに学ぶレシピ『産地直伝・ピンク色！ミョウガの甘酢漬け』
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ところで
鮮魚売り場や飲食店等から日々廃棄される魚のアラ。
そもそも
鮮魚を扱う事業者における食品ロス削減の取り組み
どうなっているのか？
少し調べたところ
聞いたことある！という企業名もチラホラ。
紹介しますね。
食品ロスを減らす！企業が進める魚のアラのリサイクルに関する取り組み
回転寿司大手くら寿司の取り組み
■魚のアラを養殖魚の餌にする「循環養殖」
国産天然魚の加工時に出る魚のアラや骨を
養殖魚の飼料として養殖生産者に提供。
そして
育てた魚を店舗で提供するという
「さかな１００％プロジェクト」
大手スーパー・ユニーの取り組み
■魚のアラを堆肥の原料にする食品リサイクル
ユニー株式会社は
店舗から廃棄される野菜くずや魚のアラを
原料にした堆肥を田んぼや畑で使用。
企業の社会的責任（Corporate Social Responsibility：CSR）として
環境への取組が紹介されている。
未来のために
取り組んでいる企業の存在は心強い。
一方
家庭でできることは小さいかもしれない。
でもね
何事も気持ち次第。
私自身が少しでも気持ち良く暮らすために
やりたいことはやり続けよう！
そう思う母ちゃんです。
【文・料理・写真：メグ】