プロに学ぶレシピ『グレーテルのかまど風・本格タルトタタン』

プロに学ぶレシピ『グレーテルのかまど風・本格タルトタタン』のご紹介。美味しくないりんごが復活するお菓子レシピ。“グレーテルのかまど”レシピを参考に本格タルトタタンに挑戦。

贈り物の季節

箱で頂くりんごが山積みの方いらっいませんか?

りんご大量消費を兼ねてタルトタタンに初挑戦!

万が一

美味しくないりんごを復活させるお菓子レシピ。

参考にしたのは

“グレーテルのかまど”タルトタタンレシピ

今回はさらに

初心者でも3ステップで完成の簡単レシピにアレンジ。

  1. タルト生地を作る(パイシートでもOK)
  2. りんごをバターと砂糖で炒め煮する
  3. 型に詰めて焼く

それでは

プロに学ぶレシピ『グレーテルのかまど風・本格タルトタタン』

詳しいレシピをご覧下さいね。

プロに学ぶレシピ『グレーテルのかまど・本格タルトタタン』

材料(直径18cm高さ6cmタルト型)

  • りんご 10個(皮と芯を抜いて1,800ḡ)
  • 砂糖 180g
  • 有塩バター 60g

・りんごが半量の場合は砂糖・バターも半量に減らす。

・無塩バターを使う場合はバターに塩ひとつまみを加える。

材料・タルト生地

  • 薄力粉 100g
  • 有塩バター 50g
  • 卵黄 Mサイズ1個
  • 水 20cc

・無塩バターを使う場合はバターに塩ひとつまみを加える。

下準備

  1. 型にオーブンシートを敷く。
  2. バターは1cm角に切り冷蔵庫で冷やす。
  3. 薄力粉はふるって冷蔵庫で冷やす。
  4. 卵黄と水を合わせ冷蔵庫で冷やす。

作り方

タルトタタンのタルト生地作り

1.薄力粉・バターを合わせる。

フードプロセッサーに

冷蔵庫で冷やしておいた薄力粉・バターを入れスイッチオン。

バターが細かい粒状になるまで混ぜる。

フードプロセッサーが無い場合は

ボールに薄力粉とバターを合わせる。

次に

バターを指先で潰すようにしながら

手早く薄力粉と合わせていく。

2.卵黄と冷水を加え、さらに混ぜる。

冷蔵庫で冷やしておいた卵黄と水を加え

生地がまとまるまで混ぜる。

ある程度生地がまとまったら

ボールに移してゴムベラや手を使い

丸く形を整える。

我が家使用のフードプロセッサーは

Cuisinart社のもの。

丈夫でパワフル!

3.タルト生地をラップに包み冷蔵庫で寝かせる。

タルト生地に空気が触れないよう

ピッタリとラップで包み冷蔵庫へ。

1時間程度寝かす。

4.タルト生地を伸ばす。

タルト生地を麺棒をつかって伸ばす。

この時

大きめにカットしたラップに生地を挟んで伸ばすと

打ち粉要らずでキレイに伸ばせる。

また

ある程度伸ばしたタルト生地に型を押し付け

目印にすると伸ばしやすい。

このまま冷蔵庫で30分程度寝かせる。

5.タルト型に合わせ生地をカットする。

冷蔵庫で寝かしたタルト生地を

型の大きさに合わせてカット。

ホークで穴を開けタルト生地の準備完了。

すぐに使わない場合は

ラップに包み冷蔵庫で寝かせておく。

続いて

タルトタタンの主役・りんごを調理。

りんごの簡単カラメル煮作り

1.りんごを食べやすい大きさにカットする。

りんごは好みの大きさにカットする。

りんごの旨味だけでなく

ゴロッとしたりんごの食感を感じたい時は

1個のりんごを8等分程度にカット。

反対に

ジャムのような食感とタルト生地の一体感を味わいたい時は

1個のりんごを12等分程度にカット。

りんごを時間をかけずに加熱したい時は

りんごを薄くカットすると時短になる。

2.砂糖とバターでカラメルを作り、カットしたりんごを炒める。

テフロン加工のフライパンや

底の広い厚手の鍋を用意。

りんご10個を煮るためには大きな鍋が必須。

大鍋をお持ちでない方は2つの鍋に分けてもOK。

ちなみに

“グレーテルのかまど”レシピでは

りんごを2つの鍋に分け炒め煮をしている。

まずは

中火程度でバターを溶かし砂糖を振りかける。

この時のポイントは

絶対に触らないこと!

バターと砂糖の融合を見守るのみ。

触りたいけど・・・ガマン!

茶色にシッカリと色づき始めたら

ここで初めて木べら等で混ぜる。

そして

カットしたりんごを一気に投入。

りんごが崩れないよう優しく

カラメルとりんごを炒め合わせる。

炒め始めた時点では

冷たいりんごに冷却され

カラメルが固まることもある。

でも心配しなくて大丈夫。

りんごに熱が入っていく過程でちゃんと溶ける。

少しずつ

りんごから出た水分があがってくる。

このまま

りんごが好みの柔らかさになるまで弱火で煮詰める。

今回使用のル・クルーゼ鍋は

果実ジャムやソース作りにも便利。

鋳物の鍋は菓子作りにも大活躍!

8.りんごを好みの柔らかになるまで弱火で煮詰める。

りんごの煮詰め加減はお好み次第。

ジャムのような艶と食感にしたい時は

りんごがカラメル色になるまで煮詰める。

くれぐれもりんごを焦がさないよう

様子をみながら煮詰める。

りんごに熱が入りやすいよう

クッキングペーパーを落とし蓋代わりに使う。

9.りんごを型に詰めタルト生地を載せ、オーブンで焼く。

このまま食べても美味しい

りんごのカラメル煮の完成。

完成したりんごのカラメル煮を

タルト型にぎっしりと詰める。

この時

りんごを隙間なくギッシリと詰めるのがポイント。

りんごを炒め煮した大鍋の中は・・・

空っぽ!

10個のりんごが無くなった!

タルト生地を

リンゴの上に隙間なくピッタリとかぶせる。

180℃に予熱したオーブンへ投入。

タルト生地に

こんがりと焼き色がつくまで1時間程度焼く。

途中

煮詰めたりんごからソースが流れ出る。

底が外れるタイプのタルト型を利用する場合は

必ずオーブンの天板の上にタルト型を載せてから焼くこと。

我が家のオーブンはデロンギ社のコンベクションオーブン。

焼きムラなしのコンパクトサイズ。

自動でパンまで焼けるスグレモノ。

日々のオーブン料理に大活躍。

デロンギ公式オンラインストア

10.粗熱を取り、冷蔵庫で一晩寝かせ完成。

焼き上がったら天板ごと粗熱を取る。

天板に流れ出たりんごのカラメルソースは

別の容器にとっておく。

冷蔵庫で一晩寝かすことで

りんご・カラメル・タルト生地に一体感が出る。

シットリと落ち着いた深い味わいに変化。

お皿に盛り付けたら

プロに学ぶレシピ『グレーテルのかまど風・本格タルトタタン』の完成。

ホイップクリームを添えると

叫びたくなるくらいの美味しさ!

天板に流れ出たりんごソースをかけて頂きます。

美味しいりんごはもちろんのこと

ぼやけた味の美味しくないりんごでも

大復活の美味しさ!

本格的なタルトタタンをお腹いっぱい食べられる幸せ。

このレシピは1回作ってみると

簡単だ!ということが実感できるはず。

  1. タルト生地を作る
  2. りんごをバターと砂糖で炒め煮する
  3. 型に詰めて焼く

以上の3ステップ。

タルト生地は冷凍パイシートで代用OK。

りんごの量を減らせば

タルトタタンの高さ低くなってしまうけど

りんごを炒める時間が短縮され簡単スピーディー。

りんごをシッカリと煮詰めたタイプなら

冷蔵庫保存で5日間美味しさキープ。

つくりおき菓子にもピッタリ!

というわけで今回は

プロに学ぶレシピ『グレーテルのかまど風・本格タルトタタン』のご紹介でした。

その他にも

人気のお菓子レシピを掲載中。

併せて活用下さいね。

【人気のお菓子レシピ】

ところで我が家は

今年の冬、りんごが大豊作!

日本のあちこちから

美味しいりんごが続々と到着。

有り難いとしか言いようがありません。

家族だけでは食べきれないりんごはおすそ分け。

タルトタタンよりも

ヘルシーなリンゴケーキ

我が家の大人気菓子。

ちなみに

今年の年越しのテーマは

冷蔵庫内や台所を食べ物でパンパンにしないこと。

もちろん家庭内食品ロスは出さないよう最大限努力中。

食べることに追われるのではなく

家にある食材や頂いたものをしっかりと使い切り

ゆっくりと味わう時間にしたい。

さぁ、来年はどんな年になるのか?

楽しみな母ちゃんです。

【文・料理・写真:メグ】

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