『唐辛子(トウガラシ)栽培のコツ・唐辛子の花が落ちる原因と対処法』唐辛子が実を結ぶコツは受粉にあり。

唐辛子(トウガラシ)栽培中に唐辛子の花が落ちるという経験はありませんか?せっかく咲いた唐辛子の花が落ちる原因は受粉に関係しているかも。唐辛子の実を結実させたい方にもオススメ。唐辛子(トウガラシ)栽培のコツをご紹介

小さな苗木から栽培を始めた我が家のトウガラシ。

トウガラシに関わらず夏の野菜を美味しく栽培するコツは

  • 十分な日照時間
  • 適度な水やり(水のあげ過ぎ注意)
  • 適度な追肥 (市販培養土は肥料のあげ過ぎ注意)

以上の3つ。

この唐辛子(トウガラシ)栽培のコツを守り我が家のトウガラシも順調な成長でしたが

唐辛子の花が咲いても咲いても落ちる!

なぜ?

野菜と花木を愛して70年の鹿児島の父に速攻質問。

「ベランダはねぇ、虫がこないからねぇ受粉ができんのよ」

と即答頂きました。

唐辛子の花が落ちる原因と対処法

唐辛子の花が落ちる原因

・唐辛子の花の受粉がされないから

花が次々と咲くまで順調に成長している唐辛子の花が落ちるのは

受粉が出来ていないことが大きな要因と考えられる。

唐辛子の花は

虫等の媒介によって受粉が成功し実(鷹の爪)を結ぶ

ところが

マンション上層のベランダ栽培は受粉を媒介する虫がいないので

花は咲いても実を結ばないまま唐辛子の花が落ちるというわけ。

トウガラシの実(鷹の爪)を結ばせるためには

虫の代わりに人の手で受粉をやることが必要

納得!

ちなみに虫と言っても

アブラムシ等はトウガラシ栽培の天敵なので

しっかりと取り除く。

では

人の手で唐辛子の花の受粉をやってあげるとは?

唐辛子の花が落ちる時の対処法

・綿棒で花の花弁を優しくこすってあげ人工受粉させる。

こうゆうことです。

綿棒で優しく唐辛子の花弁をなでる。

実際に唐辛子の花の花弁を綿棒でなでると

黄色い唐辛子の花粉が空気中に漂う姿が確認できる。

これで受粉完了。

小さな虫になったつもりで優しくなぞるだけ。

受粉が成功すれば唐辛子の花はこんな姿に変化!

唐辛子の花びらは落ちるけど

茎からポロっと落ちることなく実が上向きに。

かわいいとんがり帽子が見えれば受粉成功の合図。

唐辛子の実( 鷹の爪)は上を向くように結実する。

我が家で栽培中のトウガラシも

あんなに次々と花が落ちていたことが嘘のような状態。

次々とトウガラシの実を結び始めた。

そして

もう1つ父に質問。

唐辛子に実を結ばせるための人工受粉は一日のどのタイミングで行うのがベストなの?

父はあっさりと回答。

「朝よ。花粉の量は、花が開いた直後の朝が一番多いからねぇ。」

つまりこうゆうこと。

唐辛子を人工受粉させるタイミングとは?

・唐辛子の花の花粉量が多い午前中がベスト

午後になると

唐辛子の花の花粉量は風等で飛ばされて少なくなるとのこと。

当然

雨や水やりでも花粉は流されてしまう。

水やりの前に

綿棒でチョチョイと唐辛子の花弁を撫でる!

ここで一旦まとめ。

・唐辛子の花が落ちる原因と対処法のまとめ

  1. 唐辛子の花が落ちる原因として、トウガラシの花の受粉がされていないことが考えられる。
  2. トウガラシの花を受粉させるためには、人工受粉が有効。
  3. 人工受粉は、綿棒を使い唐辛子の花弁を優しくなぞる程度で受粉完了。
  4. 人工受粉のタイミングは、唐辛子の花粉量が多い午前中がベスト。

以上です。

あくまでも

順調な成長が続いている唐辛子に限って有効な対処方法。

唐辛子(トウガラシ)栽培の基本は

  • 十分な日照
  • 栄養ある土壌
  • 土表面が乾いたら朝か夕の水やり

忘れずに実践すること。

『唐辛子(トウガラシ)栽培のコツ・唐辛子の花が落ちる原因と対処法』が

せっかく咲いた唐辛子の花が落ちてしまい残念な思いをしていた方にとって

少しでもお役に立てると嬉しいです。

そして

無事に唐辛子収穫の日を迎えた方は

コチラの記事も参考に!

→唐辛子栽培のコツ・収穫時期・乾燥・保存方法は?

それにして・・・

毎回、父の助言は的確。

以前

芍薬の花を長持ちさせるコツを聞いたところドンピシャの回答。

長年の経験と知恵には頭が下がるばかり。

ありがたいの一言です。

そもそも

唐辛子の苗を買いたい!と言ったのは我が家の週末料理夫。

青々に実った唐辛子を使い激辛の調味料を作るのが夢らしい。

その割には

唐辛子栽培自体には興味が無い様子。

週末料理夫の誕生日は、魚をさばき超ド迫力の刺盛り完成♪

先日は週末料理夫の誕生日。

自らルンルンで仕入れに出掛けこしらえたド迫力の刺盛り。

「この刺身に青唐辛子調味料をつけたらウマいだろうなぁ」

とか

「自家製鷹の爪で作るあさりパスタもいいなぁ」

なんて思っていることだろうから

せっせと唐辛子の花の受粉をする母ちゃんなのです。

【文・構成・写真:メグ】

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