レシピ『キウイから作る天然酵母パン』は、キウイを発酵させ酵母液作りからスタート。キウイ酵母液から元種(パン酵母)を作り、キウイ香がほのかに漂う天然酵母パンを焼き上げます。ホームベーカリー不要。キウイ酵母の天然酵母パンの作り方を紹介。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン24.jpg)
「キウイは天然酵母として使えるのか?」
という小さな疑問から生まれた
レシピ『キウイから作る天然酵母パン』作り方を
ご紹介。
初心者でも簡単に作ることができる
キウイの天然酵母パン作りの流れは3つ。
- キウイを発酵させキウイ酵母液を作る。
- キウイ酵母液からパン酵母(元種)を作る。
- 強力粉とパン酵母を合わせ天然酵母パンを焼く。
ホームベーカリーもフードプロセッサーも不要。
特別な材料も使いません。
キウイのほのかな香りがたまならい!
レシピ『キウイから作る天然酵母パン』作り方
ご覧下さいね♪
レシピ『キウイから作る天然酵母パン』
1.キウイを発酵させキウイ酵母液を作る。
・材料
- キウイ 3個
- 砂糖 40g
- 水(できれば浄水) 200ml
※雑菌が発生しないよう煮沸消毒した
蓋付きのガラス瓶を用意!
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン1.jpg)
・作り方
①キウイを適当な大きさに切り、 砂糖と水を合わせる。
キウイは皮を剥き一口大にカット。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン2.jpg)
砂糖と水を加える。
水は水道水ではなく、
浄水器等を通した水、もしくは
ミネラルウォーターを使用した方が
キウイの発酵が進み強い酵母が完成します。
・なぜ?水道水ではなく、ミネラルウォーターを使うのか?
それは
酵母が育ちやすい環境を整えるため。
酵母は「酸性」の環境で良く育ちます。
水道水には塩素(アルカリ性)が含まれています。
水道水を浄水器を通すことによって
水から塩素が抜け、弱酸性になり酵母が良く育つからです。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン3.jpg)
ガラス瓶の蓋を閉め、
キウイ・砂糖・水がしっかりと混ざり合うよう振る。
②1日1回瓶の蓋を開け、空気を入れながらキウイ酵母を育てる。
天然酵母(キウイ酵母)育てに適した温度は
25℃~30℃。
温かい場所に置き、
キウイ酵母育て開始。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン4.jpg)
2日目くらいから
キウイが発酵。
少しアルコール臭が漂い始める。
キウイ酵母育て真っ最中のガラス瓶の蓋を開けると
炭酸飲料のペットボトルを開けた瞬間と同じように
シュッワ!!
と、炭酸ガスが抜ける音がし始める。
4日程度経過すると・・・
ガスが抜ける大きな音と同時に
キウイから泡が立ち始める。
香りは
アルコール臭とキウイの香りが混ざったような匂い。
この状態になれば
キウイ酵母液の完成!
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/07/キウイ酵母9-1.jpg)
![](https://www13.a8.net/0.gif?a8mat=3BKGHZ+93GFHU+3VF6+5ZU29)
2.キウイ酵母液からパン酵母(元種)を作る。
今回は
キウイ酵母液をそのままパン生地に混ぜ
発酵させるストレート法という製法ではなく
キウイ酵母液と強力粉を混ぜ、
2日間発酵させたパン酵母(元種)を使う
元種法という製法で
パン生地を発酵させます。
・なぜパン酵母(元種)を使うの?
キウイ酵母液はとても香りが良く
そのまま使用したいのですが、
発酵スピードがとてもゆっくり。
しかも、初心者にとっては、
発酵のタイミングが掴みにくく
失敗する可能性があります。
私も
天然酵母初心者の頃は
発酵不足や過発酵の失敗を繰り返す日々。
一方、
元種を使用してパン生地を発酵させると
発酵が早いだけでなく、
生地にボリュームが出るので扱いが簡単!
という理由から
天然酵母パン作り初心者には元種法をオススメ。
・材料(1日目)
- キウイ酵母液 100g
- 強力粉 100g
・材料(2日目)
- キウイ酵母液 50g
- 強力粉 50g
※キウイ酵母液:強力粉=1:1の割合が基本。
・作り方
①キウイ酵母液と強力粉を別容器に合わせる。
煮沸消毒したガラス瓶や琺瑯等の容器を用意。
キウイ酵母液を濾し、酵母液のみを使用。
酵母液と強力粉を合わせる。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン5.jpg)
強力粉を加え
キウイ酵母液と混ぜ合わせる。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン6.jpg)
②冷蔵庫で一晩寝かし、酵母液と強力粉を追加する。
冷蔵庫で寝かし一晩経過。
元種が発酵しているかどうかを確認。
↓こんな感じに発酵していたらOK。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン7.jpg)
酵母液50gと強力粉50g(同量)を加え
さらに一晩冷蔵庫で寝かせる。
③パン酵母(元種)完成。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン8.jpg)
ポコポコと出ている穴は発酵の証。
強いパン酵母(元種)の完成です。
3.元種を使い天然酵母パンを焼く。
・材料
- 強力粉 260g
- パン酵母 100g
- 水 150ml 程度
- 塩 4g
- 砂糖 10g
- オリーブ油 大さじ1
- 打ち粉用強力粉 適量
※オリーブオイルは無塩バター10gに置き換え可。
※生地の状態によって水の量は調整。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン9.jpg)
・作り方
①オリーブ油以外の材料を合わせパン生地をこね始める。
ボールに、強力粉・パン酵母・砂糖・塩を入れ
分量の水2/3程度を加える。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン10.jpg)
手で全体を混ぜ、生地をこね始める。
生地がベチョベチョしない程度まで
残りの水を加える。
手の平で力強く生地を押し付けながら
5分間パン生地をこねる。
手を使いパン生地をこねた方が、
パン生地が変化する様子を
手の感触を通し身につけることができる。
初心者こそ
手でこねることをオススメします!
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン11.jpg)
使用する強力粉は
国産小麦がオススメ。
粉の味わいはもちろんのこと、
粘りが強く、ふっくらと焼き上がる。
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②オリーブ油を加えさらにこねる。
オリーブ油を加え
さらに5分、パン生地をこねる。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン12.jpg)
パン生地の表面が
ツルンとなめらかに変化したら
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン13.jpg)
パン生地こね完了!
②1次発酵開始。
キッチンペーパー等を使い
生地が入ったボールの内側にオリーブ油を塗る。
ボールにキッチリとラップをかけ、
1次発酵開始。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン14.jpg)
③1次発酵終了。
冷蔵庫で一晩(12時間)発酵させると
パン生地が2~3倍程度に膨らむ。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン15.jpg)
温度30℃程度の場合は
5~6時間程度で発酵。
パン生地が発酵するかどうかは
パン酵母(元種)の強さや
季節や環境によって差が生じるので
様々な発酵環境を試してみるのも面白い!
④形を整え2次発酵の準備。
パン生地がボールから取り出しにくい時は
無理やり引っ張ったりせず、
パン生地とボールの接着している部分に
強力粉をふりかけながら
少しずつパン生地を剥がすようにすると
キレイに取り出せる。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン16.jpg)
包丁でパン生地を8等分に切る。
パン生地が包丁に付着するのを防ぐため
包丁とパン生地に
たっぷりと打ち粉(強力粉)をする。
この時、
パン生地全体に打ち粉をするよりも
包丁で切ろうとしている部分だけ
打ち粉をした方がキレイに切れる。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン17.jpg)
パン生地の真上から包丁を押し付け
手前に強く引きながら切ると
パン生地が包丁に付かず切ることができる。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン18.jpg)
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン19.jpg)
切り分けたパン生地の
角と角を合わせるようにしながら
丸くまとめていく。
パン生地の中の空気を残すようなイメージで
優しく形を整えていく。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン20.jpg)
⑤2次発酵開始。
オーブンの天板にオーブンシートを敷き
成形したパン生地を並べる。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン21.jpg)
発酵時間は30℃で1時間程度。
生地の乾燥を防ぎ
湿度を少し追加させるために
大きなポリ袋を用意。
ポリ袋を広げ霧吹きを1回程度吹きかけた後、
天板ごとポリ袋に入れ、口を留める。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン25.jpg)
⑥2次発酵終了。オーブンで焼いて完成!
2次発酵が終わったパン生地は
2倍程度に膨らむ。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン22.jpg)
パン生地の上から
強力粉をふりかけ準備OK。
オーブンは190℃に予熱。
オーブンはメーカーや熱源によって
焼き上がりに差が生じる。
ちなみに我が家のオーブンは
デロンギ社のコンベクションオーブン。
使用歴7年ほど。
日々大活躍中だけど・・・
子ども達が大きくなった現在、大容量タイプが欲しい!
焼き時間の基本としては、
- 190℃で12分。
- パンの焼き色を見ながら2分追加。
- 足りないようであれば1分追加。
ご自宅のオーブンのクセをみながら
焼き時間を調整。
そして・・・
レシピ『キウイから作る天然酵母パン』完成!!
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2020/08/キウイ酵母パン23.jpg)
焼き上がったパンは
余分な水分を素早く抜くために
バットやザルの上に移し粗熱を取る。
外はパリッ!
中はふんわり&モチモチ食感。
そして・・・
キウイの香りがする!
天然酵母パンならでは美味しさ満載。
キウイ香る天然酵母パンが焼き上がるまで
- キウイからキウイ酵母液を作る。
- キウイ酵母からパン酵母(元種)を作る。
- パン生地を発酵、天然酵母パンを焼く。
3つの工程が必要だけど、
手を使うのはパン生地をこねる時くらい。
他に必要なのは、
発酵時間とキウイの発酵力。
コツさえ摑めば、簡単です♪
冷蔵庫で1次発酵させれば
夜仕込んで朝焼くだけの簡単さ!
一年中、手軽に手に入るキウイで
天然酵母パン作り。
みなさんも
レシピ『キウイから作る天然酵母パン』作りに
チャレンジ下さいね♪
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【文&構成:メグ】