実践『おひつは西尾商店・亀の子たわしで洗う』のご紹介。おひつ生活17年。おひつのオススメ手入れは“亀の子たわしで洗う”が基本。おひつに黒ズミを出さない洗い方と保管方法は?オススメのたわしは?失敗してたどり着いた快適おひつ生活をキープする手入れ方法をご紹介。
コンセント要らずのおひつ生活は
とっても快適。
でも
おひつ生活で発生するトラブルと言えば
- おひつに黒ずみが出た。
- おひつのタガが緩んだ。
- おひつにカビが出た。
経験のある方は多いのでは?
もちろん私も
数々の“おひつ生活に付き物のトラブル”を経験済。
おひつ生活17年から学んだ経験を元に
美しさが継続するおひつの手入れ方法をご紹介。
それでは
実践『おひつは西尾商店・亀の子たわしで洗う。』をご覧下さいね。
実践『おひつは西尾商店・亀の子たわしで洗う。』
オススメのおひつの洗い方
1.おひつはスポンジではなくタワシで洗う。
おひつを洗う道具は
スポンジではなく“たわし”が基本。
理由は簡単。
おひつが木でできているから。
スポンジで洗ってしまうと
スポンジ面の摩擦で
おひつの木目が潰れてしまう。
おひつの木目とは
水分を吸収・放出するおひつの呼吸器。
この木目を潰してしまうと
水分の出入りができなくなることで
余分な水分がおひつから排泄されず腐敗。
黒ずみや黒カビの原因になる。
だから
おひつはスポンジで洗ってはいけない。
2.おひつを洗うのにオススメのたわしは?
亀の子たわしや棕櫚のたわし等
天然素材のたわしがオススメ。
おひつ専用のタワシを持ちたい方。
オススメなのは
亀の子西尾商店の棕櫚たわし。
強度と柔軟性を併せ持つ棕櫚たわし。
亀の子束子の中でも一級品!
繊維の先も細く細かいところにも入り込む。
おひつの木目に沿いこするだけ。
おひつについたご飯粒を
木目を潰すことなく掻き出すことが可能。
木のまな板を洗うのにもピッタリ。
たわしでも
金属製のタワシは
木目を傷付けるのでオススメできない。
ちなみに
我が家は普通の亀の子束子で手入れ。
こちらでも十分な働き!
3.おひつは水で洗う。
おひつを洗う時は
台所用洗剤ではなく“水”で洗うこと。
なぜ
おひつを液体洗剤で洗ってはダメなのか?
液体の台所用洗剤を使うと
おひつが吸収した液体洗剤は木の中にとどまる。
たとえ
液体部分が蒸発したとしても洗浄物資は残る。
そのまま洗浄物質が蓄積され
木の腐敗が始まり黒カビの原因となる。
どうしても洗剤を使いたい時は
粒子の粗い粉タイプクレンザーを使用する。
ところで
おひつを洗う時は湯ではなく水なのか?
湯でおひつを洗うと
米に含まれるタンパク質が湯の熱で分解。
木目に入り込り込みやすくなるから。
おひつの汚れは
油汚れでも泥汚れでもなく米粒。
水でふやかせば十分キレイに落ちる。
難しく考えずシンプルに洗うだけ!
以上が
オススメのおひつの洗い方。
オススメのおひつの乾燥方法
1.直射日光が当たらない風通しの良い所で乾燥させる。
直射日光でおひつを消毒は厳禁!
おひつに直射日光を当てはダメな理由は?
直射日光を浴びたおひつの板は
水分を失い乾燥が進む。
おひつの変形や割れ(=タガの緩み)の原因となる。
おひつは
直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾燥させる。
乾燥時は
おひつを伏せるのではなく上向きにするのもポイント。
おひつを伏せずに上向きにして乾燥させる理由は?
おひつを伏せて乾燥させると
内部の風通しが悪くなり
乾燥時間がかかってしまう。
おひつの水分が抜けない状態が続くと、
待ってました!とばかりに黒ズミ発生。
より乾燥しやすい環境を探し
短時間で乾燥させる工夫をする。
ここで一旦まとめ。
【オススメおひつの手入れ方法】
- おひつは亀の子タワシで洗う。
- おひつは液体洗剤ではなく水で洗う。
- おひつは直射日光を避け風通しの良い所で乾燥させる。
- おひつは伏せるのではなく上向きで乾燥させる。
おひつ生活17年超の我が家だけど
初めてのおひつは
間違った手入れを続けた結果
黒ズミは出るわタガは外れるわで散々な状態に。
現在は
木曽工芸社さんの5合用おひつを使用。
そして
栗久の曲げわっぱおひつは憧れの存在。
ちなみに
おひつご飯にピッタリなおかずも続々と登場!
【おひつご飯のおとも・レシピ】
- 塩糖水漬けレシピ『賛否両論店主・笠原さん風鶏もも肉の照り焼き』
- プロに学ぶレシピ『タサン志麻さん風・鶏もも肉マスタードクリーム煮』
- プロに学ぶレシピ『タサン志麻さん風・白菜とハムのグラタン』
- 塩糖水漬けレシピ『宮崎県人納得のチキン南蛮』
- 塩糖水漬けレシピ『美味しくない塩鮭を美味しくする方法』
- 塩糖水漬けレシピ『鶏むね肉のチキンカツ』
- 塩糖水漬けレシピ『臭くない白身魚(タラ)のフライ』
- プロに学ぶレシピ『和える!牛肉で本格チャプチェ』
- プロに学ぶ『ふっくら和風おろしハンバーグ』
- 塩糖水漬けレシピ『プロに学ぶ鶏もも肉のジューシーから揚げ』
これからも
お家ごはんを美味しく愉しむために
大切なおひつを相棒に暮らす日々。
実践『おひつは西尾商店・亀の子たわしで洗う。』が
みなさんのおひつ生活に
役立つことを願っています♪
【文&構成:メグ】