おひつ生活15年。おひつのオススメ手入れは「おひつはたわしで洗う」が基本。おひつに黒ズミを出さない洗い方と保管方法とは?オススメのたわしは?失敗してたどり着いた快適おひつ生活を持続できる手入れ方法をご紹介。

コンセント要らずのおひつ生活は快適。
でも
おひつ生活を送る上でありがちなトラブル
- おひつに黒ずみが出た。
- おひつのタガが緩んだ。
- おひつにカビが出た。
経験のある方、多いのでは?
私も数々の“おひつ生活に付き物のトラブル”を経験済。
おひつ生活15年から学んだ経験を元に
美しさが継続するおひつの手入れ方法をご紹介。
- おひつの洗い方
- おひつの保管方法
早速、ご紹介します♪
おひつ生活を快適に!おひつの手入れ方法とは?
おひつはタワシ(亀の子・棕櫚)で洗う。
おひつを洗う道具はスポンジではなく
「たわし」です。
①おひつはスポンジで洗ってはいけないの?
理由は簡単!
おひつが木でできているから。
スポンジで洗うと
スポンジ面の摩擦で、おひつの木目が潰れてしまう。
おひつの木目は、
水分を吸収&放出する、おひつの大切な呼吸器。
おひつの木目が潰れてしまうと
水分の出入りができなくなり
余分な水分が、おひつの木の中にとどまり続け腐敗し
黒ずみや黒カビの原因になってしまう。
だから
おひつはスポンジで洗ってはいけないのです。
②おひつを洗うのにオススメのたわしは?
亀の子たわしや棕櫚のたわし等、天然素材のたわしがオススメ。
亀の子たわしシリーズの中でもオススメは
棕櫚たわし
強度と柔軟性を併せ持つたわしが「棕櫚たわし」
繊維の先も細いので、細かいところにも入り込みます。
おひつの木目に沿ってこするだけ。
おひつについたご飯粒を木目を潰すことなく掻き出すことが可能。
おひつだけでなく、木のまな板を洗うのにもピッタリ。
たわしでも
金属製のタワシは木目を傷付けるのでオススメできません。
おひつは台所用液体洗剤は使わず水で洗う。
おひつを洗う時は台所用洗剤ではなく
「水」で洗うこと。
①おひつは液体洗剤で洗ったらダメなの?
液体の台所用洗剤を使うと
おひつの木目が吸収した液体洗剤は木の中にとどまり
腐敗が進み黒カビの原因となってしまうから。
どうしても洗剤を使いたい時は
粒子の粗い粉タイプのクレンザーを使用すること。
②おひつを洗うのは「湯」ではなく「水」なの?
お湯でおひつを洗うと、
おひつに付着した米に含まれるタンパク質が
湯の熱で分解し木目に入り込んでしまうから。
おひつの汚れは、油汚れでも泥汚れでもありません。
米粒がついているだけ。
米粒は湯でなく水でふやかせば十分キレイに落ちます。
難しく考えずシンプルに洗うだけです。
おひつは直射日光を避け、風通しの良い所で上向きに乾燥させる。
直射日光でおひつを日光消毒!は厳禁。
①おひつに直射日光を当てちゃダメなの?
直射日光を浴びた木の板は
水分を失い急激に乾燥が進み
おひつの変形や割れ(=おひつのタガが緩む)
原因になるから。
おひつは、直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾燥させる。
乾燥時は
おひつを伏せるのではなく上向きにすることも大切。

②おひつを伏せずに上向きにして乾燥させるのはなぜ?
おひつを伏せて乾燥させるとおひつ内部の風通しが悪くなり
乾燥させるのに時間がかかってしまうから。
おひつの水分が抜けない状態が長時間続くと、
待ってました!とばかりに黒ズミの登場。
おひつは日常使いの台所道具。
雨や曇が広がる湿度の高い日も、短時間で乾燥させる工夫!
以上
美しさが継続するおひつの手入れ方法でした。
ここで一旦まとめ
【オススメおひつの手入れ方法】
- おひつはたわし(亀の子たわし)で洗う。
- おひつを洗う時は液体洗剤ではなく水で洗う。
- おひつは直射日光を避け風通しの良い所で乾燥させる。
- おひつを乾燥させる時は伏せるのではなく上向きにする。

おひつ生活15年超の我が家ですが
初めて買ったおひつは間違った手入れを続け
黒ズミは出るわ!タガは外れるわ!
散々な状態に。
初代おひつさん。ごめんなさい。
現在は2代目おひつ。
木曽工芸社さんの5合用おひつを使用。
そして
憧れの存在として
栗久さんの曲げわっぱのおひつ
順調に美しさをキープ中。
ちなみに
おひつご飯に似合うおかず達も続々と登場!
【おひつご飯のおとも・レシピ】
- 塩糖水漬けレシピ『賛否両論店主・笠原さん風鶏もも肉の照り焼き』
- プロに学ぶレシピ『タサン志麻さん風・鶏もも肉マスタードクリーム煮』
- プロに学ぶレシピ『タサン志麻さん風・白菜とハムのグラタン』
- 塩糖水漬けレシピ『宮崎県人納得のチキン南蛮』
- 塩糖水漬けレシピ『美味しくない塩鮭を美味しくする方法』
- 塩糖水漬けレシピ『鶏むね肉のチキンカツ』
- 塩糖水漬けレシピ『臭くない白身魚(タラ)のフライ』
- プロに学ぶレシピ『和える!牛肉で本格チャプチェ』
- プロに学ぶ『ふっくら和風おろしハンバーグ』
- 塩糖水漬けレシピ『プロに学ぶ鶏もも肉のジューシーから揚げ』
これからも
お家ごはんを美味しくエンジョイするために
我が家のおひつとタッグを組み
日々愉快に料理をしたなぁと
思う母ちゃんです。
【文&構成:メグ】