塩糖水漬けレシピ『鶏手羽元の柔らかホワイトシチュー』鶏手羽元を塩糖水に漬けるだけ柔らかシチューに仕上げる簡単レシピ。

塩糖水漬けレシピ『鶏手羽元の柔らかホワイトシチュー』をご紹介。塩と砂糖を合わせた塩糖水に鶏手羽元を一晩漬ければ下処理完了。圧力鍋なしで簡単に鶏手羽元がホロッと食べられる柔らかさに変身!ソミュール液、ブライン液とも呼ばれる塩糖水で料理を楽しく簡単に♪

鶏手羽元と言えば

ふだん使いの骨付き肉の代表選手。

とは言え

鶏手羽元の調理には

火通りに時間がかかるとか

長時間煮込まないと柔らかくならない

等々

敬遠する方も多いのでは?

そんな方に朗報!!

今回は

簡単・手軽!圧力鍋不要で

鶏手羽元が柔らかに仕上がるシチューを

ご紹介。

鶏手羽元が簡単に柔らかくなる方法とは?

鶏手羽元を

塩と砂糖を混ぜた水=【塩糖水】に漬けるだけ。

塩糖水漬けは

海外ではソミュール液・ブライン液漬けとも言われ

昔からある調理法のひとつ。

それでは

塩糖水レシピ『鶏手羽元の柔らかホワイトシチュー』を

ご覧下さいね。

塩糖水漬けレシピ『鶏手羽元の柔らかホワイトシチュー』の作り方

材料(4~5人分)

  • 鶏手羽元 10本
  • 玉ねぎ 1個
  • じゃがいも 中3個
  • 日本酒(白ワイン) 半カップ
  • シチュールー 4皿程度分
  • 牛乳 お好み
  • インゲン お好み
  • きのこ お好み

塩糖水の材料

  • 塩 小さじ1
  • 砂糖 大さじ1
  • 水 200cc

※塩・砂糖・水は同率で増減させ必要量の塩糖水を作る。

作り方

1.鶏手羽元を漬ける塩糖水を作る。

軽量カップに

分量の塩・砂糖・水を合わせる。

こちらの軽量カップは

我が家の料理に欠かせない家事道具

下村企販の小分けボール。

塩糖水漬けレシピにも

欠かせないアイテムです。

塩と砂糖が溶けるまで混ぜたら

塩糖水の完成。

2.鶏手羽元を塩糖水に漬け冷蔵庫で一晩寝かす。

包丁を使い

鶏手羽元の肉と骨の間に一か所切れ目を入れる。

次に

厚めのビニール袋に

鶏手羽元を入れ塩糖水を注ぐ。

この時

琺瑯やガラス製の保存容器の中で袋を広げると

作業がスムーズ。

プラス

冷蔵庫に寝かした際

鶏手羽元の冷却性も高まる。

鶏手羽元全体が

塩糖水に漬かるように空気を抜き

袋の口を縛る。

一晩経過。

塩糖水から引き上げた鶏手羽元は

プリッとした質感!

塩糖水漬けは

3時間程度で十分効果がありますが

鶏手羽元はしっかりと一晩漬け込むことで

肉質の柔らかさが増す。

これで

鶏手羽元の下処理は完了。

さぁ、

柔らかホワイトシチューに変身させましょう。

3.鶏手羽元と玉ねぎを炒め酒で蒸し焼きにする。

厚手の鍋に少し多めの油を熱し

鶏手羽元の皮目を焼き付ける。

手羽元に薄く焦げ目がついたら

クシ型に切った玉ねぎを加え炒める。

ここまでは

通常のシチューの作り方とほぼ同じ。

玉ねぎが透明になったら

日本酒を加え

鍋のフタをかぶせ蒸し焼きに。

ちなみに

私が使う鍋は使用歴15年超のル・クルーゼ。

ル・クルーゼを始めとする鋳物の鍋は

保温性・蓄熱性に優れ

煮込み料理の仕上がりが美しい。

使えば使うほど味が出てきますよ♪

【ル・クルーゼ関連記事】

ここで

鶏手羽元を蒸し焼きにすることで

肉がふっくらと柔らかくなるだけでなく

鶏手羽元から濃い出汁が出る。

出汁が濃いということは

使用するシチュールーの量が最小限で済むということ。

これが

手軽だけど本格的な味のホワイトシチューに仕上がるコツ。

フタを取り

水分が上がってきたことを確認したら

具材がひたひたになる程度の水を加える。

続いて

大ぶりに切り水にさらしたじゃがいもを

加える。

弱火で10分程度煮込めば

ある程度じゃがいもに火が入る。

じゃがいもの煮崩れを防ぐため

「じゃがいもが少しかたいかな?」という程度で

次の工程に進む。

4.シチュールーと牛乳を加え完成

一旦火を止めて

煮崩れないよう具材を一箇所に寄せて

シチュールーを溶き入れる。

今回は

常備しているきのこのガーリック炒めを

一緒に加えました!

ルーが溶けたら味見をすること。

味をみながら

お好みで牛乳を加え

まろやかに仕上げていく。

茹でインゲンで彩りを加えたら

完成です。

塩糖水漬けレシピ『鶏手羽元のホワイトシチュー』の完成♪

鶏手羽元が柔らかく仕上がりました。

骨付き肉から出るスープは濃厚。

使うルーが半分で済むのも納得!

塩糖水漬けの下処理をすると

肉や魚が柔らかくなるだけでなく

旨味が増しプリッとした食感に仕上がるのも特徴。

ホワイトシチューと言えば

鶏もも肉を使うのが定番。

目先を変えて

鶏手羽元肉を使うことで

見た目のボリュームもUP!

食べ盛り世代にとっては嬉しい限り。

そもそも

なぜ?

塩糖水に漬けるだけで肉質が変化するのか?

ということですが

塩は

筋肉の繊維を柔らかくほぐし

水分を肉の中に蓄えつつ臭みを抜く役目。

砂糖は

加熱により肉が縮むのを防ぐ役目。

この2つの効果が

水という媒介を通して食材全体にむらなく浸透するから

なんですね!

先日

公邸料理人として10年に渡り活躍された

日本料理人・工藤英良さんのレシピに

「砂糖と塩の合わせ技」が紹介されているのを発見。

工藤さんのレシピは

水を使わず砂糖と塩を直接具材にふりかけ

置いておくというもの。

公邸の晩餐会を催すために

400~500人分の下準備をしていた公邸料理人が

頼りにしていた砂糖と塩の合わせ技。

さぁ、みなさんも

手軽に使える塩糖水漬けで

より簡単に美味しく料理を楽しんで下さいね。

【塩糖水漬けレシピ】

ところで

最近のブームは塩糖水だけでなく

知覧の深蒸し茶を飲むこと。

知覧(ちらん)って?

お茶の産地・鹿児島県知覧町は、

茶の栽培に適した肥沃な黒土が広がる有名なお茶の産地。

実は

鹿児島県は静岡県と1・2位を争う茶の産地。

幼い頃より飲み慣れた知覧の深蒸し茶。

数週間前から

あの濃くて深い甘みのある味が恋しくて!

取り寄せました。

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やはり美味い!

この深みのある味は最高です。

深蒸し茶にぴったりの急須は

茶葉が伸び伸びと広がるタイプ。

ステンレスの網付きタイプもありますが

お茶の旨味を全開させたい方は

網付きではないタイプをお選び下さい。

この知覧茶園の深蒸し茶

飲んでいる時も美味しいのですが、

飲んでしばらく時間が経過すると

口の中に

自然と甘い味が広がるという現象にも感動してしまう。

子ども達も

「あ~!甘くなってきた!」と。

朝はコーヒーをドリップするのが習慣だったけど

これからは

深蒸し茶も仲間入り。

布団から出るのにエネルギーが必要な冬こそ

目覚めた後の愉しみを持っていると

朝が怖くない!

この冬は

知覧茶園の深蒸し茶を飲んで

しっかりと乗り切るぞーと決意する

母ちゃんです。

【文&構成&料理:メグ】

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