あさりレシピ『あさりのフライパンパエリア』をご紹介。プロ料理家・高山なおみさんのレシピをベースに作り続けてきた我が家定番のあさりのフライパンパエリア。あさりの旨味たっぷり!口が空いたあさりでもOK。失敗しないあさりの砂抜き方法も。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア15.jpg)
あさりでパエリア!?
しかもフライパンでパエリア?
それって・・・
あさりの炊き込みご飯と同じなんじゃないの??
とお思いの方。
一緒に作りましょう♪
あさりの炊き込みごはんとあさりのパエリアは
一見同じように見えても味も食感も別物。
我が家定番のあさりのフライパンパエリアは
プロ料理家・高山なおみさんのレシピをアレンジ。
身近な材料で簡単美味しいパエリアが完成。
口の空いたあさりでも食べられます!
プロに学ぶレシピ『あさりのフライパンパエリア』の詳しい作り方をご覧下さい。
プロに学ぶレシピ『あさりのフライパンパエリア』
材料(3~4人分)
- 米(洗わない) 2合
- あさり 400g~500g
- にんにく 1片
- しょうが 親指大
- たまねぎのみじん切り 1個分
- ローリエ 1枚
- 白ワイン 1/4カップ
- 鶏がらスープ 小さじ1
- オリーブオイル 大さじ3
- 塩コショウ 適量
- 茹でタコ お好きなだけ
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア1.jpg)
※タコはお好みですが
少量でも加えると段違いの美味しさに変身!
下準備:あさりの砂抜き
フライパンパエリアのメイン食材は
あさり。
あさりの砂で
口の中でジャリっとしたくない方は
失敗しないあさりの砂抜き方法をお試し下さい。
1.あさりを水洗いバットに並べる。
あさりは殻をこすり合わせるように水洗い。
ボールではなく
あさりをバットにゆったりと並べる。
なぜ?あさりの砂抜きにはバット?
あさりを重なったまま砂抜きをすると
下にいるあさりが
上にいるあさりが吐いた汚れや砂を
再び吸ってしまうから。
“あさり砂抜き負の連鎖”に陥らないため
あさりはゆったりと並べるのがコツ。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/口のあいたあさり1.jpg)
ところで
賞味期限が間近になったあさり。
お買い得価格だけど・・
口が開いたあさりが多いから食べられない!?
と思ったことはありませんか?
口の開いたあさりは死んでいるわけではありません。
ちゃんと食べられる場合も多いんです。
口の開いたあさりについては
コチラの記事をご覧下さい。
2.あさりの頭が出る位の塩水に浸す。
あさりを浸す塩水は
海水と同じ3%程度の塩分濃度がベスト。
塩の量の目安は、500mlに対し大さじ1程度。
次に重要なのは水位。
塩水の水位は、あさりの頭が少し出る程度。
あさり全体を浸さないこと。
あさりは海の中で泳いでいるわけではありませんから!
少し頭が出ていると
あさりは安心して顔を出し砂や汚れをドバっと吐いてくれます。
3.薄暗い所で一晩(6時間程度)砂抜きをする。
あさりは薄暗い場所に置くと活動開始。
だから
あさりの入ったバットは
新聞紙等で覆い風通しの良い涼しい場所に置く。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/口のあいたあさり2.jpg)
3時間程度でもあさりの砂抜きはできるそうですが、
経験上
6時間程度時間をおいた方が
砂が抜けるだけでなくあさりの味がスッキリします。
とは言え
酷暑の夏は涼しい場所なんて無いですよね。
そんな時
我が家のあさりの砂抜き場所は冷蔵庫。
基本的にあさりの砂抜きは冷蔵庫。
あさりにとって冷蔵庫は寒い環境かもしれませんが
一晩じっくりと砂抜きをするのでキチンと砂抜きされています。
翌朝
素っぴんピカピカのあさりに会える可能性大。
あさりの砂抜き完了。
あさりの砂抜きに便利なザル付きバットは
料理の下ごしらえでも大活躍アイテム。
それでは
あさりのフライパンパエリア作りを開始!
作り方
1.生姜とにんにくをオリーブオイルで炒める。
生姜はみじん切りに
にんにくは包丁の腹で潰す。
フライパンにオリーブオイル大さじ3を入れ
先ににんにくを極弱火でゆっくりと炒める。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア2.jpg)
にんにくをオリーブオイルの中で泳がせるように
フライパンを傾ける。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア3.jpg)
にんにくが色づき香りがたってきたら
生姜のみじん切りを加える。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア4.jpg)
生姜も香りがたつまで
極弱火で炒める。
今回使用したフライパンは
リバーライトという鉄のフライパン。
フライパンそのものは重いけど
熱伝導率が圧倒的!
購入したら
テフロン加工との違いを心底実感する
基本のお好み焼き作りにチャレンジを。
2.たまねぎ・米の順で炒める。
火力を中火程度にあげ
玉ねぎのみじん切りを炒める。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア5.jpg)
玉ねぎが黄色く色づいてきたら
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア6.jpg)
米を洗わずに加える。
油をなじませるようにザッと炒める。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア7.jpg)
ちぎったローリエと鶏ガラスープ(小さじ1)
塩小さじ1程度を加える。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア8.jpg)
米が半透明になり
全体がしっとりした感じになるまで炒める。
3.白ワイン・水・あさりを加え30分炊く。
白ワイン(1/4カップ)を加え
ザッと全体を混ぜる。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア9.jpg)
次に
水2カップを加える。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア10.jpg)
あさりを上にのせる。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア11.jpg)
沸騰するまで中火で加熱。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア12-1.jpg)
沸騰したら
火力を極弱火にしてフライパンにフタをする。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア13.jpg)
フタはキッチリ閉まるものを!
ちなみに
我が家ではフライパンのふたではなく
ル・クルーゼ鍋のフタを使用。
ル・クルーゼ鍋は
日々の炊飯器としても大活躍!
蒸気がまわりやすく
あさりだけでなくパエリア全体がふっくらと仕上がる。
このまま30分ほど炊く。
4.おこげづくり&蒸らす。
30分加熱が終わったら
フタをあけお米を味見。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア14.jpg)
ふっくらと炊きあがっていたら
再びフライパンのふたをしめる。
おこげを作るため
火力を強火にあげる。
パチパチと音がしたら20秒ほど加熱し火を止める。
5分ほどそのまま蒸らす。
味見の時点で米が硬い時は
パエリア全体に少し水をふりかけ
フタをして再加熱。
5.茹でタコを散らし完成。
5分経過したらフタをあけ
茹でたこを散らしコショウをふり
プロに学ぶあさりレシピ『あさりのフライパンパエリア』完成。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア15-1.jpg)
刻んだパセリや万能ねぎを加えると
味にアクセントがつき美味しい。
白ワインで引き出された
あさりの濃厚スープが上品。
炊き込みごはんよりも
米がパリッと仕上がり食感もサラッという感じ。
味わいもスッキリ!
あさりだけでも十分美味しいのですが
たまたま残っていた茹でタコを刻み最後に加えたところ
風味がアップ。
タコ入りは我が家のオリジナル。
あさりのフライパンパエリアは
フライパンごと食卓にドン!と出せるのも嬉しい。
ワイワイ楽しく食べるから
もっと美味しくなる。
こちらのレシピ
プロ料理家・高山なおみさん著『おかずとご飯の本』購入以来の
我が家の定番料理。
『おかずとご飯の本』は10年以上前の本だけど
いまだに手元で大活躍。
ビニールカバー付きで本のつくり自体が丈夫。
基本を見直すこともできる一生モノの料理本。
時短でも手抜きでもなく
無理せずちゃんと作るシンプル料理は温かい。
あさりのフライパンパエリアは
玉ねぎと生姜を刻みさえ手伝ってあげれば
お子さんでも簡単にできる!
さぁみなさんも
プロ学ぶあさりレシピ『あさりのフライパンパエリア』に挑戦下さいね。
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さて
こちらは娘が図工の時間に描いた絵。
「夏の夕方に立つ大きな木」というタイトル。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/レシピ口の空いたあさりのパエリア16.jpg)
大木の枝や葉は毛糸で表現。
猛暑の夕方
まだまだ熱風残る風景が脳裏に蘇る色使い。
よく見ると
いつも娘と手をつないで歩く道の途中にある
ご近所のお家に生える大木そっくり。
そして
⬇こちらは数年前に娘が描いていた絵。
![](https://kkdmama.work/wp-content/uploads/2021/03/あさり.jpg)
全身笑顔まんまるの人物は
「父ちゃん!」です。
娘はいつも鼻歌を歌いながら
新聞の折込広告の裏に
手もテーブルも椅子も全部汚しながら
のびのびと好きに描いていた。
子育ての思い出って
子どもが何かすごいことをしたとか
賞をもらったとか・・・
そんなことではなく
ふだんの暮らしの中で積み重ねる
何気ない習慣とか
思わず笑ってしまう表情や言いクセとか
当の本人達は忘れてしまっている些細なことばかり。
幼い頃
電車好きだった息子はJR山手線のことを
「パンパンせぇん!」と言って興奮していたなぁ。
最寄りの駅では
お気に入りの車両に乗るために
ホームで何本も電車を見送ることは当然のルール。
結局目的地にたどり着かないことも多々。
一見時間の無駄と思えるけど
過ぎてみればわかる。
それが最高の宝だったということに。
私の身長を超した息子を見ながら
同時に
心の中で生き生きと輝く幼い頃の子どもたちの思い出。
初めてトイレでうんこをした時は
「がんばれ~!もう少し!」って
母ちゃんはトイレの中で大騒ぎ。
うんこが出てくる様子に人は感動するんだって
初めて知った瞬間だった。
全てをひっくるめてありがとうね。
娘が描いた「夏の夕方に立つ大きな木」 を眺めながら
なんだか泣けてきた母ちゃんです。
【文&構成&料理:メグ】