プロに学ぶあさりレシピ『あさりのフライパンパエリア』シンプル材料でフライパンで簡単パエリア。口の空いたあさりでも大丈夫!

あさりレシピ『あさりのフライパンパエリア』をご紹介。プロ料理家・高山なおみさんのレシピをベースに作り続けてきた我が家定番のあさりのフライパンパエリア。あさりの旨味たっぷり!口が空いたあさりでもOK。失敗しないあさりの砂抜き方法も。

あさりでパエリア!?

しかもフライパンでパエリア?

それって・・・

あさりの炊き込みご飯と同じなんじゃないの??

とお思いの方。

一緒に作りましょう♪

あさりの炊き込みごはんとあさりのパエリアは

一見同じように見えても味も食感も別物。

我が家定番のあさりのフライパンパエリアは

プロ料理家・高山なおみさんのレシピをアレンジ。

身近な材料で簡単美味しいパエリアが完成。

口の空いたあさりでも食べられます!

プロに学ぶレシピ『あさりのフライパンパエリア』の詳しい作り方をご覧下さい。

プロに学ぶレシピ『あさりのフライパンパエリア』

材料(3~4人分)

  • 米(洗わない) 2合
  • あさり 400g~500g
  • にんにく 1片
  • しょうが 親指大
  • たまねぎのみじん切り 1個分
  • ローリエ 1枚
  • 白ワイン 1/4カップ
  • 鶏がらスープ 小さじ1
  • オリーブオイル 大さじ3
  • 塩コショウ 適量
  • 茹でタコ お好きなだけ

※タコはお好みですが

少量でも加えると段違いの美味しさに変身!

下準備:あさりの砂抜き

フライパンパエリアのメイン食材は

あさり。

あさりの砂で

口の中でジャリっとしたくない方は

失敗しないあさりの砂抜き方法をお試し下さい。

1.あさりを水洗いバットに並べる。

あさりは殻をこすり合わせるように水洗い。

ボールではなく

あさりをバットにゆったりと並べる。

なぜ?あさりの砂抜きにはバット?

あさりを重なったまま砂抜きをすると

下にいるあさりが

上にいるあさりが吐いた汚れや砂を

再び吸ってしまうから。

“あさり砂抜き負の連鎖”に陥らないため

あさりはゆったりと並べるのがコツ。

ところで

賞味期限が間近になったあさり。

お買い得価格だけど・・

口が開いたあさりが多いから食べられない!?

と思ったことはありませんか?

口の開いたあさりは死んでいるわけではありません。

ちゃんと食べられる場合も多いんです。

口の開いたあさりについては

コチラの記事をご覧下さい。

2.あさりの頭が出る位の塩水に浸す。

あさりを浸す塩水は

海水と同じ3%程度の塩分濃度がベスト。

塩の量の目安は、500mlに対し大さじ1程度。

次に重要なのは水位。

塩水の水位は、あさりの頭が少し出る程度。

あさり全体を浸さないこと。

あさりは海の中で泳いでいるわけではありませんから!

少し頭が出ていると

あさりは安心して顔を出し砂や汚れをドバっと吐いてくれます。

3.薄暗い所で一晩(6時間程度)砂抜きをする。

あさりは薄暗い場所に置くと活動開始。

だから

あさりの入ったバットは

新聞紙等で覆い風通しの良い涼しい場所に置く。

3時間程度でもあさりの砂抜きはできるそうですが、

経験上

6時間程度時間をおいた方が

砂が抜けるだけでなくあさりの味がスッキリします。

とは言え

酷暑の夏は涼しい場所なんて無いですよね。

そんな時

我が家のあさりの砂抜き場所は冷蔵庫。

基本的にあさりの砂抜きは冷蔵庫。

あさりにとって冷蔵庫は寒い環境かもしれませんが

一晩じっくりと砂抜きをするのでキチンと砂抜きされています。

翌朝

素っぴんピカピカのあさりに会える可能性大。

あさりの砂抜き完了。

あさりの砂抜きに便利なザル付きバットは

料理の下ごしらえでも大活躍アイテム。

それでは

あさりのフライパンパエリア作りを開始!

作り方

1.生姜とにんにくをオリーブオイルで炒める。

生姜はみじん切りに

にんにくは包丁の腹で潰す。

フライパンにオリーブオイル大さじ3を入れ

先ににんにくを極弱火でゆっくりと炒める。

にんにくをオリーブオイルの中で泳がせるように

フライパンを傾ける。

にんにくが色づき香りがたってきたら

生姜のみじん切りを加える。

生姜も香りがたつまで

極弱火で炒める。

今回使用したフライパンは

リバーライトという鉄のフライパン。

フライパンそのものは重いけど

熱伝導率が圧倒的!

購入したら

テフロン加工との違いを心底実感する

基本のお好み焼き作りにチャレンジを。

2.たまねぎ・米の順で炒める。

火力を中火程度にあげ

玉ねぎのみじん切りを炒める。

玉ねぎが黄色く色づいてきたら

米を洗わずに加える。

油をなじませるようにザッと炒める。

ちぎったローリエと鶏ガラスープ(小さじ1)

塩小さじ1程度を加える。

米が半透明になり

全体がしっとりした感じになるまで炒める。

3.白ワイン・水・あさりを加え30分炊く。

白ワイン(1/4カップ)を加え

ザッと全体を混ぜる。

次に

水2カップを加える。

あさりを上にのせる。

沸騰するまで中火で加熱。

沸騰したら

火力を極弱火にしてフライパンにフタをする。

フタはキッチリ閉まるものを!

ちなみに

我が家ではフライパンのふたではなく

ル・クルーゼ鍋のフタを使用。

ル・クルーゼ鍋は

日々の炊飯器としても大活躍!

蒸気がまわりやすく

あさりだけでなくパエリア全体がふっくらと仕上がる。

このまま30分ほど炊く。

4.おこげづくり&蒸らす。

30分加熱が終わったら

フタをあけお米を味見。

ふっくらと炊きあがっていたら

再びフライパンのふたをしめる。

おこげを作るため

火力を強火にあげる。

パチパチと音がしたら20秒ほど加熱し火を止める。

5分ほどそのまま蒸らす。

味見の時点で米が硬い時は

パエリア全体に少し水をふりかけ

フタをして再加熱。

5.茹でタコを散らし完成。

5分経過したらフタをあけ

茹でたこを散らしコショウをふり

プロに学ぶあさりレシピ『あさりのフライパンパエリア』完成。

刻んだパセリや万能ねぎを加えると

味にアクセントがつき美味しい。

白ワインで引き出された

あさりの濃厚スープが上品。

炊き込みごはんよりも

米がパリッと仕上がり食感もサラッという感じ。

味わいもスッキリ!

あさりだけでも十分美味しいのですが

たまたま残っていた茹でタコを刻み最後に加えたところ

風味がアップ。

タコ入りは我が家のオリジナル。

あさりのフライパンパエリアは

フライパンごと食卓にドン!と出せるのも嬉しい。

ワイワイ楽しく食べるから

もっと美味しくなる。

こちらのレシピ

プロ料理家・高山なおみさん著『おかずとご飯の本』購入以来の

我が家の定番料理。

『おかずとご飯の本』は10年以上前の本だけど

いまだに手元で大活躍。

ビニールカバー付きで本のつくり自体が丈夫。

基本を見直すこともできる一生モノの料理本。

時短でも手抜きでもなく

無理せずちゃんと作るシンプル料理は温かい。

あさりのフライパンパエリアは

玉ねぎと生姜を刻みさえ手伝ってあげれば

お子さんでも簡単にできる!

さぁみなさんも

プロ学ぶあさりレシピ『あさりのフライパンパエリア』に挑戦下さいね。

【プロに学ぶ・再現レシピ】

さて

こちらは娘が図工の時間に描いた絵。

「夏の夕方に立つ大きな木」というタイトル。

大木の枝や葉は毛糸で表現。

猛暑の夕方

まだまだ熱風残る風景が脳裏に蘇る色使い。

よく見ると

いつも娘と手をつないで歩く道の途中にある

ご近所のお家に生える大木そっくり。

そして

⬇こちらは数年前に娘が描いていた絵。

全身笑顔まんまるの人物は

「父ちゃん!」です。

娘はいつも鼻歌を歌いながら

新聞の折込広告の裏に

手もテーブルも椅子も全部汚しながら

のびのびと好きに描いていた。

子育ての思い出って

子どもが何かすごいことをしたとか

賞をもらったとか・・・

そんなことではなく

ふだんの暮らしの中で積み重ねる

何気ない習慣とか

思わず笑ってしまう表情や言いクセとか

当の本人達は忘れてしまっている些細なことばかり。

幼い頃

電車好きだった息子はJR山手線のことを

「パンパンせぇん!」と言って興奮していたなぁ。

最寄りの駅では

お気に入りの車両に乗るために

ホームで何本も電車を見送ることは当然のルール。

結局目的地にたどり着かないことも多々。

一見時間の無駄と思えるけど

過ぎてみればわかる。

それが最高の宝だったということに。

私の身長を超した息子を見ながら

同時に

心の中で生き生きと輝く幼い頃の子どもたちの思い出。

初めてトイレでうんこをした時は

「がんばれ~!もう少し!」って

母ちゃんはトイレの中で大騒ぎ。

うんこが出てくる様子に人は感動するんだって

初めて知った瞬間だった。

全てをひっくるめてありがとうね。

娘が描いた「夏の夕方に立つ大きな木」 を眺めながら

なんだか泣けてきた母ちゃんです。

【文&構成&料理:メグ】

SNSでもご購読できます。